オリコンと烏賀陽さんとの訴訟に関して、 ともあれ、電話で軽くコメントしたことを勝手に編集され掲載されたものに関して出版社をすっ飛ばして個人に高額の賠償請求をする、というオリコンのやり方が法廷で通用しなかったのは事実です。SLAPP(大企業や団体など力のある勢力が、反対意見や住民運動を封じ込めるため起こす高額の恫喝的訴訟)は不正義であることが結果として示されたのならよいのではないかなと。 なんて仰る方がいるところが、日本のWeb環境の裾野の広さを表していそうです。 オリコンがこの訴訟を提起したこと自体が問題か否かという点に関しては、烏賀陽さんの反訴請求が地裁で棄却され、この和解で反訴請求を放棄させられているわけですから、むしろ、本件訴訟提起に関していえば不正義とは言えないことが結果的に示されたとみる方が素直ではないかという気がします。