例えばマラソン大会の途中、審判のミスでランナー全員がスタート地点からやり直すことになったとしよう。あるランナーが抗議するとゴールが認められたが、他のランナーが抗議すると審判は口をつぐんだまま。そんな後味の悪いトラブルがスマートフォンゲーム「Pokemon GO」(ポケモンGO)で起きた。 ポケモンGOは2020年12月のアップデートでトレーナーレベル(TL)の上限を50に引き上げた。16年のサービス開始後、初のレベル上限開放に世界中の“ガチ勢”(熱意あるプレイヤーたち)が色めき立った。 同時にTL41以降は経験値の他にいくつかの課題をこなさないと次のレベルに上がれない仕様になった。そうしないと過去4年にわたって経験値を積み重ねてきた一部のプレイヤーは上限開放と同時にTL50になってしまう。ポケモンGOを運営する米Nianticは「レベル上げが今まで以上に楽しいものになるように調整し直した」