興行収入100億円を突破した庵野秀明総監督作品『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が、作品を世界に届ける手段として選んだのは動画配信サービスのAmazon Prime Video(プライム・ビデオ)だった。2021年8月13日から日本を含む240以上の国と地域で独占配信されている。上映終了後、1カ月を待たず配信に踏み切った理由を、同作を製作したカラーの緒方智幸代表取締役副社長とアマゾンジャパンの児玉隆志氏に聞く。 2021年3月8日に劇場公開された『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(以下、『シン・エヴァ』)。コロナ禍で苦境に立つ劇場作品が多い中、累計興行収入は100億円以上を記録し、21年上半期に日本国内で公開された作品の中で最も見られた映画作品となった(21年7月18日現在、興行通信社調べ)。7月21日をもって上映を終了すると同時に発表されたのは、8月13日からAmazon Prime Vid
『新劇場版』シリーズは、テレビシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』に新たな設定とストーリーを加え全4部作として「リビルド」(再構築)したもので、今作は、2007年公開の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』、09年公開の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』、12年公開の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』に続く作品であり、完結編となる。 今回の配信は、28言語字幕版/10言語吹き替え版に対応しており、待望の配信にネット上では「シンエヴァ字幕付いてんのね!やった!コレで何つってたかわからんセリフが聞き取れる」「シンエヴァ視聴中~ 字幕付きで観れるのはイイね」「シンエヴァ選択できる字幕と音声の数がバカ多い」「シンエヴァ字幕見れるのがいいですね。吹き替えもいろいろあって国の特色が出ていて良い」など歓喜の声があがっている。 なお、庵野秀明氏は「コロナ禍の影響下で劇場公開での提供が困難な中、海外のファンの皆様にでき
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