一橋大(東京都国立市)で1月、外国人留学生向け入学試験の問題が流出した事件で、警視庁国際犯罪対策課は9日、偽計業務妨害の疑いで、受験した中国籍の同大1年の王嘉璐(おうかろ)容疑者(22)=新宿区北新宿=を逮捕したと発表した。 事件を巡っては、王容疑者が受験会場から交流サイト(SNS)で送った試験問題画像を受け取ったとして、中継役の中国籍の大学院生李歳寒(りさいかん)容疑者(28)=中央区築地=も8日、同容疑で逮捕されている。
人工知能を使い、試験で他人の答案をのぞき見するなどのカンニングを検出する技術を、京都大などのグループが開発した。これまで教員の経験に頼っていた手法を取り込み、高い精度で自動的に見つけ出せるという。 日本物理学会の月刊誌電子版で発表した。京都大の大関真之助教(システム構成論)らは、「機械学習」と呼ばれる人工知能の技術を使い、試験を受ける人の過去の成績と、試験問題の難易度、クラスメートの回答の重なり具合などを計算するプログラムを作った。カンニングの疑いが低い人を順番に除外して、疑わざるを得ない人を特定する。 30人のクラスで1割が互いに回答をのぞき見するという設定で計算したところ、カンニングした全てのペアを特定できたという。大関さんは「従来の手法は『決めつけ』の恐れがあったが、この技術では回避できる」と話している。(阿部彰芳)
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く