【読売新聞】 政府は来年度から、少子化対策の一環として、AI(人工知能)を活用した自治体の婚活支援事業を後押しする。年齢や年収などの希望条件に合わなくても、相性の良い見合い相手をAIで選び出すことで、婚姻数を増やし、少子化を食い止め
『攻殻機動隊S.A.C』シリーズや『精霊の守り人』『東のエデン』といった映像作品の監督・脚本を手がけた神山健治さんの最新作が、『ひるね姫~知らないワタシの物語~』(以下、『ひるね姫』)だ。 2020年、東京オリンピックの3日前の日本を舞台に、自動運転という最新テクノロジーが完成間近の現実世界と、夢の中のファンタジーの世界を行き来する本作。ハード(ものづくり)とソフト(AIプログラムなどの新しい技術)の対立と融和、そして世代間の技術継承の断絶という、エンジニアにとっても身近で切実な問題が描かれている。 かつて自動車というハードで世界を席巻した日本。自動運転をはじめとするソフトウェアの重要性が高まる時代を迎えたにもかかわらず、今ひとつ存在感を示せていない現状と、本作で描かれる物語はまるで合わせ鏡のようだ。登場人物たちがそこにどんな決着を見出すのか、私たちにとっても決して他人事ではないはずだ。作
20XX年、ついに自動運転車は一般人にまで行き渡ることとなった。 今ではほとんどの人々が自動運転車を利用している。自動運転車の登場により交通事故は激減した。 タクシー運転手の廃業も時間の問題だ。 「トロッコ問題、か……」 俺は軽自動車型の自動運転車の中でとあるブログの記事を読んでいた。 「夜中に前へ」というブログだ。このブログは、大体は通常の思考から逸脱した記事を書いているが、有用な情報が書かれていることも稀にある。 「こんな状況には遭遇したくないもんだ。実際自動運転車で事故もほぼ起きていない。この先も考える必要はないだろう」 トラック その時だった。前を走っているトラックの荷台から何かが落ちるのが見えた。 「何か落ちてきた!!それも大量な数」 「なんか積み過ぎだなとは思ってたんだ!!」 でも大丈夫。自動運転車がブレーキを効かせてくれる。車間距離は十分だからぶつかる心配もない……。 そう思
映画「シン・ゴジラ」と血液凝固剤映画「シン・ゴジラ」は傑作でした。現実に寄り添いすぎた映画なので、冷静な論評は待たねばならないかもしれません。ただ多くの人々が、この映画に魅せられ、多くを語っています。 ところで、私はサプライチェーン・調達・購買といった領域に従業しています。この映画「シン・ゴジラ」では、血液凝固剤が重要な役割を果たします。ご覧になっていない方もこの文章を読んでいるでしょうから、曖昧になっているのはご容赦ください。 ゴジラが上陸、そして、再上陸するのですが、この血液凝固剤をきわめて短い期間で増産せねばなりません。その量は672キロ。官僚、ならびに政治家が全力を尽くし、この血液凝固剤確保に奔走します。数週間しか猶予がありません。 映画がどうなるかは見てください。ここで、製薬会社のサプライチェーン、調達関係者にヒアリングを行い、新薬をたった数週間で生産・納品できるかを訊いてみまし
2009年に公開されたアニメ映画『サマーウォーズ』は、興行収入16億円以上とヒットし、今でもファンが多い作品だという。物語の主軸は仮想空間(メタヴァース)で発生した極めて重大なサイバー犯罪との戦いであるため、コンピューターやセキュリティに関する描写が多数登場する。ただ、アニメに限らずコンピューターやハッキングを扱った作品にはありがちなことだが、多少なりとも知識を持った人物からすると違和感を覚える場面も少なからずあるようだ。 筆者は今までこの作品を見たことがなかったのだが、明日金曜日(7月3日)にテレビ放送されるということで、それに合わせて「技術的な部分を評価してほしい」とサイバーインシデントレポート編集部より依頼を受け、初めて鑑賞した。正直、純然たるフィクションの設定に突っ込みを入れるのも野暮だとは思うが、見ていて気になる部分が多々あったのも確かなので、特に気になったものをいくつか挙げたい
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