2018、22年W杯開催地発表会場には過去の巨大なポスターがお目見え。決戦ムードを盛り上げている=1日、スイス・チューリヒ(奥村信哉撮影) 世界各地での立体映像による試合上映や、50カ国語対応の音声自動翻訳機を備えた情報端末…。22年W杯日本招致の“切り札”といえるのが、最先端技術だ。 「世界との共催」「次世代W杯」を掲げる日本招致委では、世界約400カ所での立体映像によるパブリックビューイング(PV)や6000人の子供たちを招待しての平和教育を提唱。それらを具現化するための最先端技術として、主に3つのシステム実現を訴える。 「フルコート3Dビジョン(3DV)」は平面に立体映像で浮かび上がった選手のプレーを、臨場感たっぷりに裸眼で観戦できる。「フリービューポイントビジョン(自由視点映像、FV)」はスタンドに設置された200台の高性能カメラが選手の動きを追い、例えばゴールキーパー選手の目線な