鹿児島市の中学3年生だったサトルさん(仮名、当時15歳)が2018年9月3日、夏休みを終えた始業式の日に自宅で自殺した。この問題に関し、母親のアカネさん(仮名)が、担任の女性教諭Zの指導が、自殺の原因になったとして市を相手に、約6580万円の賠償を求めて、12月14日に提訴する予定だ。女性教諭Zは、サトルさんが宿題を提出しなかった理由を聞こうともせず怒鳴り声をあげ、かつ「第一志望は、大丈夫なのか?」などと進路に関する不安をあおったという。 「担任は懲戒処分を受けていますが、戒告という軽い処分でした。サトルが自殺してから5年以上たちますが、担任からの謝罪は一度もありません。担任Zと出会わなかったら、今も生きていたのではないかという気持ちが強いです」(母アカネさん) 亡くなる日の朝、サトルさんは「気分が悪い」と言うなど、学校に行きたくない様子だった。夏休みの宿題が終わっておらず、暗い表情だった