石原慎太郎都知事は18日の記者会見で、五輪招致の最終プレゼンテーションの映像製作費として、電通から5億円を請求されていることに関し、請求額の根拠を都議会で説明するよう電通側に求めたことを明らかにした。 石原知事によると、電通社員と会合した際、知事は「(電通の)言い分を担当局長が(都議会の)委員会で報告したら、何が何だかわからなくなる。参考人としてじかに都議会に、電通の責任で話してほしい」と電通社員に求めたという。 電通広報部は「話は聞いているが、まだ何も決めていない」としている。都議会民主党の大沢昇幹事長は「費用の妥当性を都が説明すべきで電通に丸投げするのはおかしい」と話した。【江畑佳明】