楽天が映画事業に本格参入した。米国を拠点に映画配給を手掛けるThe H Collective社と楽天の二社で、映画の製作および映画のIPマネジメントを行う「Rakuten H Collective Studio株式会社」を設立。また、二社で共同製作した映画などを日本で配給する「Rakuten Distribution株式会社」を設立した。 すでに同社は映画『ブライトバーン/恐怖の拡散者』を、配給パートナーである東宝東和と共同配給している。なぜ今、映画事業に参入するのか? その背景とともに、サッカーやNBAなど、スポーツ界で積極的な展開を広げている楽天が見据える「総合型エンターテインメント」の未来について取材した。 コンテンツを内製、中国台頭の波が来ている 今年(2019年)の国内映画興行収入が過去最高になる見通しであることが、先日報道された。当たれば大ヒットとなるものの、昨今は若者を中心に