東京都台東区の区立浅草公会堂を舞台に、前人未到の99分ワンカットで撮影する映画「浅草堂酔夢譚(すいむたん)」の製作発表が台東区役所で行われ、監督の荻野欣士郎さん(39)や主演の田村愛さん(25)、演出などで製作にかかわるイリュージョニストのプリンセス天功さんらが意気込みを語った。 映画は一度も切らずに撮影するため、最後の場面でNGを出しても最初からやり直しとなる。「役者は出番でないときもその役になりきらなければいけない。この緊張感が映画のおもしろさにつながると思う」と荻野監督。プリンセス天功さんも「浅草から発信して、全世界の人に驚いていただく」とPRした。 ストーリーは、幼いころに母をなくした主人公・皐月(さつき)ほのかが24歳の誕生日を迎える5月5日に公会堂でロックバンドのボーカルとしてデビューを果たすまでの成長を描くヒューマンストーリーだ。 ほのか役で映画初主演の田村さんは「成長してい