大手行、振込手数料値下げへ 10月から「銀行間」半減で―地銀収益に影響も 2021年03月18日20時44分 【図解】送金手数料引き下げのイメージ 銀行間の資金決済を担う「全国銀行資金決済ネットワーク」(全銀ネット、東京)は18日、銀行間の送金手数料を10月1日から1回当たり一律62円に引き下げると発表した。現行水準の半分以下となる。他行口座にお金を振り込む際に利用者が支払う手数料算定のベースとなっており、大手銀行を中心に今後、個別に設定する振込手数料の引き下げに踏み切る見通しだ。一方、地方銀行では収益への影響を懸念する声も出ている。 10月からの銀行間手数料半減を受け、全国銀行協会の三毛兼承会長(三菱UFJ銀行頭取)は18日の記者会見で振込手数料の値下げを問われ、「各銀行でビジネスモデルを踏まえた検討が進む」との見通しを示した。 銀行間手数料は3万円未満が117円、3万円以上が162円で