死刑5人、無罪は8人=2100人超に判決−性犯罪量刑重め・裁判員制度2年 死刑5人、無罪は8人=2100人超に判決−性犯罪量刑重め・裁判員制度2年 国民が刑事裁判に参加する裁判員制度は、21日でスタートから2年。時事通信の集計によると、裁判員裁判の判決を受けた被告は4月末現在で2120人を超えた。施行1年目はいずれもゼロだった死刑判決と無罪判決は、争いのある事件の審理が本格化した2年目に相次ぎ、5人に死刑が、8人に無罪が言い渡された。 4月末までの集計によると、検察側は計7人に対し死刑を求刑した。このうち、マージャン店経営者ら殺害・遺体切断事件(横浜地裁)や、少年による元交際相手の姉らの殺害事件(仙台地裁)などで、5人が死刑とされた。1人は無期懲役とされ、鹿児島地裁の高齢夫婦殺害事件では無罪が言い渡された。 同事件を含む無罪判決の内訳は、全面無罪とされたのが5人、起訴内容の一部のみ無罪