14日告示の東京都知事選をめぐり、自民党の小池百合子衆院議員は2日朝、報道陣に党の支援を得られなかった場合の対応を問われ、「私自身は崖から飛び降りているので、覚悟はできている。名誉ある撤退は不名誉な撤退になる」と述べ、単独でも立候補に踏み切る考えを示した。 小池氏はすでに自民都連に推薦依頼状を提出し、週明けに石原伸晃会長と会談する予定だ。この日はあくまで党の支援を求めていくとしながら、「仮定の話」と断ったうえで、「推薦を得てもそうでなくても(選挙の)準備は進めていく」と話した。自民党は、小池氏と元総務相で元岩手県知事の増田寛也氏を有力視しており、増田氏を擁立した場合は「分裂選挙」となる可能性が高まった。 一方、民進党都連の松原仁会長は2日朝、報道陣に増田氏について「都連内でも出ていた名前。自民党が分裂して、党本部が小池さんを応援する状況になった時の相乗りの概念は、従来の相乗りの概念とは違う