【坂本進】ゴミ袋の注文数を一ケタ間違え、補正予算を組むことに――。宮崎県串間市は8日、市指定のゴミ袋を業者に発注する際、誤って必要数の10倍を注文してしまい、予算不足を招いたとして、市民生活課長(58)を戒告処分にしたと発表した。処分は8日付。 市総務課によると、昨年2月、市民生活課の職員がスーパーなどで販売する不燃物用のゴミ袋の発注書類を作成。その際、本来は「2千セット(2万枚)」とするところを「2万セット(20万枚)」と記入し、県内の業者に発注した。書類は課長を含む同課の職員7人が確認したが、ミスに気づかなかった。 ゴミ袋の予算は24万5千円だったが、不足したために223万4千円を補正予算で計上することになった。市は処分の理由を「所属長として職員を指揮監督する職責を怠った」としている。 2万セットは串間市民が使用する約10年分にあたるという。このため、今年4月から同市で始まるプラ