【ニューヨーク=山内菜穂子】米国の新型コロナウイルス禍の「超過死亡」でも人種間の差が鮮明となった。黒人などの超過死亡は白人の2倍超となった。調査をした米国立がん研究所(NCI)は「長年にわたる不平等の深刻な影響が出ている」と指摘する。超過死亡は平年よりもどれほど死者数が多いかを示す。NCIなどは2020年3~12月の死者数を19年の同時期と比較し、死因や人種、性別、年齢別に分析した。調査によ
As of October 15, 216,025 deaths from coronavirus disease 2019 (COVID-19) have been reported in the United States*; however, this number might underestimate the total impact of the pandemic on mortality. Measures of excess deaths have been used to estimate the impact of public health pandemics or disasters, particularly when there are questions about underascertainment of deaths directly attributa
アメリカCDC=疾病対策センターは、ことし1月末から今月はじめまでの間に、アメリカで統計などから予想される死者数を、実際の死者数が上回る「超過死亡」が、およそ30万人に上るとする報告を発表しました。新型コロナウイルスによる死者が3分の2を占めますが、CDCは、ほかの病気で死亡したケースなど、間接的な影響についても調べる必要性を指摘しています。 CDCが20日に発表した報告によりますと、アメリカで、ことし1月26日から今月3日までの間に、統計などから予想される死者数を実際の死者数が上回る「超過死亡」は29万9028人でした。 このうち新型コロナウイルスの感染による死者は、およそ3分の2にあたる19万8081人で、ニューヨークを中心に感染が拡大した4月上旬、急速に増えました。 死者数を年代別に見ると、25歳から44歳が、過去5年間の平均値に比べて26.5%と最も増えたほか、人種別では、ヒスパニ
アメリカで、新型コロナウイルスに感染して死亡した人が10万人を超えました。1日当たりの死者数は減少する傾向にありますが、専門家は感染は今も広がっており、予防対策を怠れば死者の増加ペースが再び上昇するおそれがあると警鐘を鳴らしています。 世界全体の死者数のおよそ3割がアメリカに集中しています。 一時は2000人前後だった1日当たりの死者数は、ここ数日は500人前後に減っていますが、ジョンズ・ホプキンス・メディカル・センターのパナギス・ガリアツァトス医師は、NHKの取材に対し「感染は今も収まっていない。再び増加しても不思議ではない」と述べ、マスクをするなど予防対策をとり続けなければ、死者の増加ペースが再び上昇するおそれがあると指摘しました。 また、アメリカの民間の調査団体によりますと、今月26日の時点で、全米の40州と首都ワシントンの人口10万人当たりの死者数は、白人が22人、アジア系が24人
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く