今期の藤井は先手番で9割以上の圧倒的な勝率を残している(後手番は6割台)。そのため先手番か否かに注目が集まったが、対局開始時の振り駒で藤井が先手番になった。 藤井が「2六歩」と1手目を指し、広瀬も「8四歩」と応じる。その後、最近よく見られる「角換わり腰掛け銀」となり、早い指し手で進んだ。 中盤の67手目で藤井が「3四歩打」で広瀬の玉に迫った。広瀬はこれに対して90分の大長考の末、「2七」に歩を打って藤井の飛車の効きを止めた。ここは藤井が「4四」に角を打つと怖い状況だった。 中継していたABEMAのAI評価値は「3二玉」を推奨していたが、広瀬はこれを選ばなかった。これでも評価値はほぼ互角の数字だった。 解説していた井出隼平五段(31)は「少し間違えるとあっという間に終わってしまう局面。私なら4時には終わってしまうかな」などと冗談めかして話していたが、「『2七歩』は私にはまったく考えつかない手
![藤井聡太の名人挑戦が決定 6歳の時のことを聞かれ「ずいぶん大きく出たものだなあ」(全文) | デイリー新潮](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/dce9ab84f9e0670a9b769faa6e5884685abecc00/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.dailyshincho.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2023%2F03%2F2303091751_3.jpg)