唐突ですが、みなさん、新聞のラジオ欄って見たことあるでしょうか。テレビ欄ではありません、ラジオ欄です。まとめて「ラテ欄」と業界では呼ぶのですが、ラジオ欄は今や新聞の真ん中らへんのページに追いやられています。たぶん見たことある方は、ほとんどいないんじゃないでしょうか。 あの「ラジオ欄」は、東京ニュース通信社、日刊編集センター改め日刊スポーツPRESSという2社が各ラジオ局から原稿を毎日取り立てて、まとめたものを新聞社などに配信しています。地域によってラジオは行数がさらに削減される場合もあるので、2パターンの原稿を用意して、毎日締め切りまでに送る、という業務を、編成というセクションが担っています。テレビ欄の「縦読み」が時々話題になりますが、あの限られた文字数の中で、しかも締め切りがある中で、そのように番組内容を表現するかは、各局のプロデューサーや編成の腕の見せ所でした。昔はそれ専用の原稿用紙が
![ヤフーからラジオ番組表がなくなった日|藤井大輔(JX通信社/WiseVine)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d0dcf00210307493f42069fd094031f411e21fe8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F44454583%2Frectangle_large_type_2_7da72a3b741d563eceab4ef3df4e86de.png%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)