新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための外出規制や営業停止命令が続く米国の一部州で、経済活動を徐々に再開させる動きが始まっている。トランプ政権が16日に規制緩和に向けた指針を発表したことを踏まえ、南部ジョージア州は24日、ジムや理容室など一部業種の営業停止命令を解除した。ただ、多くの州政府は規制緩和による再流行への警戒が強く、早期の経済再開には慎重な姿勢だ。 ジョージア州は24日からジムや理容室、ボウリング場などの営業再開を認めた。従業員と利用客の検温や、マスクや手袋の着用、顧客対応時以外は6フィート(約1・8メートル)の距離を保つことなどが条件。レストランや映画館も27日に再開できるが、感染リスクの高いバーやライブハウスは営業禁止が続く。