トヨタ自動車が今年5月発売したハイブリッド車(HV)「新型プリウス」が早くも中古車市場に出回り、価格が高騰している。新車の納車が「約8カ月待ち」という人気で、納車を待ちきれない購入希望者が数少ない中古を求めている。新車の店頭表示価格を50万円以上も上回る“プレミアム価格”も続出。高級スポーツカーなどではみられた状況だが、大衆的なHVでは異例の事態となっている。 中古車買い取り販売大手ガリバーインターナショナルの中古車購入サイトでは、24日午前時点で新型プリウスが「2009年式、1800cc」などの表示で5台を販売。量販モデル「Sグレード」の新車の店頭表示価格は220万円だが、同サイトでは293万550円を筆頭に、新車を大幅に上回る価格が付く。 自動車情報誌を発行するプロトコーポレーションの中古車検索サイト「Goo−net」でも、同日午前時点で新型プリウスが米国仕様のタイプもあわせて約40台