車の盗難防止装置・イモビライザーを無効にする「イモビカッター」を販売したとして、愛知県警捜査3課などは26日、京都市伏見区淀池上町、自称電子機器販売業、中谷洋司容疑者(60)を窃盗ほう助などの疑いで逮捕した。県警によると、イモビカッター販売をめぐる摘発はこれまで商標法違反だけで、窃盗ほう助の適用は全国初。 容疑は、10年3月18日、名古屋市守山区で高級国産車を盗んだとして窃盗罪で起訴された窃盗グループの男に、イモビカッターを郵送で販売したとしている。県警は自動車窃盗に使われると知りながら売ったとみているが、中谷容疑者は「盗みに使うとは知らなかった」と容疑を否認しているという。 県警によると、中谷容疑者は1個3000~5000円程度でイモビカッター300個を中国から仕入れ、ネットオークションで同1万5000~7万円で販売。「キーがなくても(エンジンを)始動できます」「作動確認できました」など