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社会と池尾和人に関するmohnoのブックマーク (5)

  • 消費者金融業者の歴史全否定でいいのか? | isologue

    Paydayに関しては5年前に米国の有名報道番組60minutesでも取り上げていて、つい先日終了したTBSのCBSドキュメントでも紹介されていました。オンラインでも以下で見られるようです。 http://www.cbsnews.com/stories/2005/05/16/60II/main695461.shtml リベラル的な番組の性格から推察される通り、“「いい」消費者金融業の紹介”というものではなく、“小数の掛け算すらできないやつらが国民の過半であるということを前提として契約自由の原則を制限しないといけない”という論調で紹介されています。 上記サイトから引用すると “It’s not a fair fight. It’s the consumer getting in the ring with Mike Tyson. I mean, we all may know the rul

  • なぜ産業構造の転換が進まないのか--池尾和人

    ご存じの方も多いと思うが、産業構造の長期的な推移に関しては、「ペティ・クラークの法則」と呼ばれる経験則が存在する。すなわち、経済発展ともに、第1次産業(農業)、第2産業(製造業)、第3次産業(サービス業)へと順次、産業構造の重心が移っていくという法則である。この経験則は、人間の欲望のあり方に根拠をもったものであると考えられるので、妥当する蓋然性は著しく高いと判断される。 要するに、最初は「腹一杯飯をいたい」という欲望が満たされれる必要がある。しかし、そうした欲望が満たされるようになった後は、胃袋のサイズには限界があるので、人間は「腹二杯飯をいたい」とは思わない。次に欲しくなるのは、工業製品の類である。そうした需要構造の変化にうまく適応して経済発展を遂げていくためには、工業化を実現していかなければならない。もちろん、農業国であり続けて、農産物を輸出して、工業品を輸入するという発展パターン

    なぜ産業構造の転換が進まないのか--池尾和人
  • 大学生は勉強しなくていいのか

    の(とくに文系の)大学生があまり勉強しないというのは、いまに始まったことではない。恥ずかしながら、私自身も、大学生の頃は決して勉強していたとはいえない。しかし、先輩も、そのまた先輩も、それ以前の先輩も、たいして勉強しないでもやって来られたからといって、いまの学生が同じように勉強しないでやっていけるのだろうか。この問いに対する答えは、たぶん否(NO)である。 現在、雇用をめぐって、少なくとも次の4つの構造的で不可逆な環境変化が起こっている(起こってしまった)。 (1)日経済の期待成長率の低下 企業規模が年々大きくなっていくと期待できるわけではないので、長期雇用を保障したり、年功賃金制を維持することが必ずしも経済合理的ではなくなってきている。 (2)グローバル化 グローバル化には、格差を拡大する側面と格差を縮小する側面とがあり、全体的には中立的であるとされる。ただし、日の場合には、中国

    大学生は勉強しなくていいのか
    mohno
    mohno 2009/11/06
    大学で実社会で役立つことを教えているのかということと、実社会で役立つことだけを教えるのが大学なのかという話はあると思うけれども。まあ、勉強するための場所であることに違いはないが。
  • エンフォースメントに関する補足--池尾和人

    先の記事に対するコメントの中に、「なぜ立証可能性が難しいのか、それは単にコストの問題です。違法な取り立てに対して、債務の数百倍から数千倍の懲罰的賠償責任が発生すれば、優秀な弁護士が着手金無しで一生懸命面倒見てくれると思います。完全歩合制でね。これは貸し手にとって大きなリスクですから違法な取り立てを行わない事になり、enforcementは保たれます。」というのがありました。 ただし、ここで指摘されていることは、実は経済学者の間では月並みな常識です。 期待コスト=発覚する確率×発覚したときのペナルティの大きさ、ですから、発覚する確率が低くても、発覚したときのペナルティの大きさを十分に大きくすれば、エンフォースメントは可能だというのは確かです。ときどき学生にいう例だと、駐車違反がなかなかなくなりませんが、駐車違反をしたら必ず「死刑」ということにしたら、駐車違反をする人はまずいなくなるはずです。

    エンフォースメントに関する補足--池尾和人
    mohno
    mohno 2009/10/02
    「わが国では、不当利得を得た者は、基本的にはその利得分を返還すればいいだけなのです」<民事では弁護士費用など裁判する費用もかかるので、抑止力を刑事罰に頼り気味だったりするし。
  • 貸し手責任--池尾和人

    先の記事に対するコメントとして、債務者監獄を提案するようなものがありました。また、池田さんも、「消費者金融については、浪費癖をコントロールできない債務者には金を止めるしかないという論理も成り立ちますが、中小企業が浪費のために資金を借りることはありえない。」と書いています。これらをみると、借り手側に問題の所在があると理解されているのだと思われます。こうした理解は、きわめて常識的なもので、過去の私の経験からも、ほとんどの人が普通はそういう考え方をするようです。しかし、これは問題を考えるフレームとして正しくはありません。 カネを借りることを職業としている人は(一部の詐欺師を別にして)いません。他方、カネを貸す方は、それを職業としています。要するに、借り手はアマで、貸し手はプロだということです。実際、貸し手の方が普通は金融の知識や交渉力の面で借り手よりも優位にあります。そうだとすると、「法と経済学

    貸し手責任--池尾和人
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