「田母神前空幕長に退職金自主返納求める」防衛相、意見を表明 (1/2ページ) 2008.11.7 00:09 浜田靖一防衛相は6日の参院外交防衛委員会で、政府見解と異なる歴史認識を含む論文を公表し航空幕僚長を更迭された田(た)母(も)神(がみ)俊雄元空将(60)=3日付で定年退職=に対し、退職金の自主返納を求める考えを示した。田母神氏には5000万円前後の退職金が支払われるとみられることから、与党から「多額の退職金をこのまま渡していいのか」(北側一雄公明党幹事長)などと支払い停止を求める声が上がっていた。浜田氏もこうした公明党など与党の意向に配慮して、自主返納を求める意見を表明した格好だ。 公務員の退職金は国家公務員退職手当法で本人が辞退しない限り支払われることが決まっている。だが、浜田氏は委員会で「今回の事案の重大性を考えれば、自主返納という本人の判断を待ちたい」と語った。 公務員の退