中国の都市部でブームになったシェア自転車が、大量に放置・保管されている様子をとらえた映像作品が注目を集めている。簡単に利用できる便利さから、「中国の新四大発明の一つ」とまでもてはやされたシェア自転車。だが、無残な末路を見て、利益ばかり追う企業や政府のあり方を問い直す声が、中国国内で高まっている。 …
中国で昨年から今年にかけて急速に普及しているレンタル自転車「シェア自転車」を展開する2社が6月、相次いで倒産した。いずれも、貸し出した自転車のほとんどが盗まれ、事業が成立しなくなったことが原因という。シェア自転車は従来のレンタル自転車と異なり、スマートフォンを使うことなどにより、どこででも乗り降りができる便利さが特徴だが、一方で利用者の「良心」に頼らなければならない側面もあり、やはり、マナーという面で中国では成り立たないのだろうか。 セキュリティーの欠陥につけ込まれる? 中国メディアが報じたところによると、倒産したのは「悟空単車(Wukong Bike)」と「3Vbike」の2社。先に倒産した「悟空単車」は、今年初めに重慶で事業をスタートさせたが、当初投入した約1200台のうち約9割が回収できなくなった。多くのケースで電子キーを破壊されたという。 また同社の自転車には、他社の多くに標準的に
まさかこんなことが…。福岡市が管理する有料駐輪場に止めていた自転車を、放置自転車として撤去されてしまった。各レーンに前輪が自動ロックされ、外すのに100円が必要なタイプ。私はきちんと駐輪したのになぜ? 撤去車受け取りの際、そう主張すると、実はそうした被害が増えていると教えてくれた。 模倣防止のために詳細は省くが、便利で人気の駐輪場が満車の場合、先に止めてある他人の車輪のロックを外し、自分の自転車と入れ替えてしまうのだ。外された自転車はその場に放り出され、回収業者に放置自転車として撤去される。受け取りの手間が面倒だし、2500円の支払いが必要。迷惑な話ではないか。 放置自転車ゼロを目指す福岡市は、同様の被害を防ぐため、数千万円をかけて各駐輪場の改修を順次進めているという。一部の不心得者のために、市民の血税が投入されなければならないとは…何とも釈然としない。 (吉井剛) =2017/04/
2013/7/27 15:33 Christophe Bassons ~ a loner against doping ドーピングという闇の力に屈しなかった男、クリストフ・バッソンス〜なぜ正しきが責められ引退にまで追い込まれたのか? 1998年のドーピング問題が表沙汰になり、ある男が注目を浴びている。彼の名はクリストフ・バッソンス、一貫してアンチードーピングを貫き、ドーピング蔓延する自転車界に一人で喧嘩を売った男だ。いったいバッソンスに何があったのか、そしてなぜ彼は一人でも自分の信念を貫けたのか、今こそ彼のことを再評価する時ではないだろうか。 元フランスTTナショナル・チャンピオンとして1996年にプロ・デビューしたバッソンス、期待されて出場した1998年ツールで発覚したフェスティナ事件で、彼の人生は大きく変わってしまうこととなった。大会期間中にチームカーから発見された大量の禁止薬物に
神戸市北区で2008年9月、当時小学5年生だった少年(15)の自転車にはねられて意識不明の状態が続いている女性(67)の夫と、保険金を支払った損害保険会社が、少年の母親に計約1億590万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が4日、神戸地裁であった。 田中智子裁判官は「自転車の運転に関する十分な指導や注意をしていたとはいえない」として、計約9520万円の支払いを命じた。 判決によると、少年は自転車で帰宅中、歩道のない下り坂で正面から歩いてきた女性と衝突。女性は頭などを強く打ち、今も寝たきり状態が続いている。 判決で田中裁判官は「少年の前方不注視が事故の原因」と認定。兵庫県警の鑑定書で、自転車の速度が時速20~30キロと速かったことなどを挙げ、「母親の指導は奏功しておらず、監督義務を果たしていなかった」と指摘し、「危険な運転ではなかった」などとする母親の主張を退けた。 そのうえで、女性の成年後見人と
警視庁は、自転車の車道左側走行の原則を順守させ、これまで積極的に摘発していなかった歩道走行の取り締まりを徹底する方針を固めた。そのうえで自転車のルール順守や走行環境の整備なども盛り込み、全国の警察本部で初となる包括的な自転車安全対策の策定作業に入った。東日本大震災以降、通勤・通学に自転車を利用する人が増え、交通事故全体に占める自転車事故の割合も増加。警視庁は「マナーを守れば防げる事故は多い」と意識向上による事故減を目指す。【伊澤拓也】 ◇震災後に事故急増 警視庁は自転車ブームが高まった数年前から摘発強化に乗り出している。昨年の取り締まり件数は信号無視が300件(前年比189件増)、ブレーキのない競技用自転車「ピスト」など制動装置不良が661件(同659件増)に上り、今年はさらに昨年を上回るペースだという。 一方、歩道での高速走行や一時停止違反の摘発はほとんどなく、警視庁幹部は「黙認と受け取
ドキュメンタリー映画『TOKYO TO OSAKA』が伝える“ピストバイク”の魅力:郷好文の“うふふ”マーケティング(1/2 ページ) 著者プロフィール:郷 好文 マーケティング・リサーチ、新規事業の開発、海外駐在を経て、1999年~2008年までコンサルティングファームにてマネジメント・コンサルタントとして、事業戦略・マーケティング戦略など多数のプロジェクトに参画。2009年9月、株式会社ことばを設立。12月、異能のコンサルティング集団アンサー・コンサルティングLLPの設立とともに参画。コンサルタント・エッセイストの仕事に加えて、クリエイター支援・創作品販売の「utte(うって)」事業、ギャラリー&スペース「アートマルシェ神田」の運営に携わる。著書に『顧客視点の成長シナリオ』(ファーストプレス)など、印刷業界誌『プリバリ[印]』で「マーケティング価値校」を連載中。中小企業診断士。ブログ「
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