京都府舞鶴市の高校1年、小杉美穂さん=当時(15)=殺害事件で、舞鶴署捜査本部は3日、遺体発見現場近くに住む無職の男(60)=窃盗罪で起訴、勾留中=の自宅で、引き続き殺人、死体遺棄容疑での家宅捜索を実施。同日夕、6日間にわたる捜索を終えた。男の弁護人立ち会いのもとで行われた捜索は延べ約40時間におよび、男の衣類やスコップなど押収品は計約2000点に達した。 11月28日から始まった捜索は、当初2日間の方針だったが、大量の押収品の選別や、現場検証などに時間を要したため大幅に延長。投入した捜査員は、延べ約150人にのぼった。 捜査本部は今後、押収品を詳しく調べ、まだ見つかっていない凶器となりうる工具類や、美穂さんとの接触をうかがわせる微物が残っていないかなどについて分析。男が事件に関与していないか慎重に捜査する。 一方、男の弁護人は3日、今後さらに捜索を行う場合にも立ち会いを認めるよう捜査本部