会社更生手続き中の日本航空グループで近距離運航を行う子会社ジャルエクスプレス(大阪府池田市、JEX)が、今年度中に採用する予定だった自社養成パイロット候補のうち6人程度の内定を一方的に取り消したことが31日、分かった。内定者は計26人で残り約20人はJEXの要請を受け、内定を辞退した。 26人は2009年9月に内定通知を受け、当初は入社が22年8月以降になるとの説明を受けた。日航は昨年1月に会社更生法の適用を申請したが、26人は4月1日に開かれた日航グループ入社式に出席した。 しかし、その後、路線や人員規模を今年度中に3分の2まで削減することを決定。グループ内のパイロットの自社養成も凍結した。 これを受け、会社側は7、8月にかけて説明会を開き、「パイロット訓練生として採用できるか不透明になってきた」として、内地上職での採用を検討していると説明。10月には(1)グループ内での就業(2)一時金