アメリカ・カリフォルニア州沖に停泊しているクルーズ船で、乗客乗員21人の新型コロナウイルス感染が確認されました。トランプ大統領は乗客らを船内にとどめたい考えを示しました。 ペンス副大統領は6日、検査対象の46人のうち乗員19人と乗客2人の合わせて21人から陽性反応が出たと明らかにしました。運航会社によりますと、船には日本人の乗客乗員4人を含む約3500人が乗っているということですが、日本人が感染者に含まれているかどうかは分かっていません。 トランプ大統領:「私は船にそのままとどまらせたい。一つの船のために感染者の数を倍増させたくない」 CDC(米疾病対策センター)を視察したトランプ大統領は、国内の感染者数が増えることを理由に乗客らを船にとどめる考えを示しました。ただ、周囲からは乗客らを降ろすよう提案を受けたとも明かし、最終判断はペンス副大統領が率いる対策チームに任せるとしています。
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から下船したアメリカ人のうち、新型コロナウイルスへの感染が確認されていた14人をチャーター機に乗せて帰国させたことについて、トランプ大統領が、事前の相談がなかったなどとして激怒したと、アメリカのメディアが伝えました。 これについて、アメリカの有力紙、ワシントン・ポストは21日、政府関係者の話として、トランプ大統領が、担当者からの事前の相談がなかったなどとして激怒するとともに、政権に打撃を与えかねないと不満を述べたと伝えました。 トランプ大統領には、事前の説明で、ウイルスへの感染が確認されたり、症状がみられたりする乗客は日本にとどまると伝れられていたということです。 また、ワシントン・ポストは、トランプ大統領が、アメリカで大規模な感染が起きれば、大統領選挙でのみずからの再選に影響が出かねないと懸念していると伝えています。
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