日々の食卓やお弁当の「定番」とも言える、から揚げ。 しかし、いま材料の「鶏肉」にある「異変」が起きています。いったい、何が起きているのでしょうか。 (おはよう日本 ディレクター 松下和志/アジア総局 記者 影圭太/経済部 記者 保井美聡)
新型コロナウイルスのワクチン接種を終えた人が人口の80%を超えるシンガポールでは、政府が行動制限の緩和をすすめる中、感染者が増加し、27日から再び規制を強化しました。 シンガポールでは、新型コロナウイルスのワクチン接種を終えた人が人口の82%と世界的に高い水準となり、政府が、先月から行動制限の緩和をすすめてきました。 しかし、その後、感染力の強い変異ウイルスの「デルタ株」が広がり、26日、一日の感染者数としてはこれまでで最も多い1939人の感染が確認されました。 シンガポール政府は「過去28日の感染者の98%が軽症か無症状だ」として、ワクチン接種の効果は出ているとしていますが、今後、医療がひっ迫するような事態を防ぐため、27日から、飲食店での食事は1組当たり2人までに制限したほか、企業は原則在宅勤務とするなど再び規制を強化しました。 一方、新たな感染者数が連日1万人を超えるタイでは、政府が
バドミントンの日本のエース、桃田賢斗選手が3日、タイへ遠征に向かう成田空港で受けた新型コロナウイルスのPCR検査で陽性と判定されたことが、関係者への取材で分かりました。日本バドミントン協会はすべての選手のタイへの派遣を取りやめることを決めました。 男子シングルスで世界ランキング1位の桃田選手は、今月12日にタイで開幕する国際大会に向けて、3日夜、成田空港を出発する予定でした。 しかし、日本バドミントン協会の関係者などによりますと、空港で受けたPCR検査で陽性と判定されたということです。 桃田選手は海外遠征に向けて2日、ほかの代表選手とともに東京都 北区にあるナショナルトレーニングセンターに集合していたということです。 このため日本協会はすべての選手のタイへの派遣を取りやめることを決めました。 桃田選手は去年1月の交通事故からの復帰戦となった年末の全日本総合選手権で3連覇を果たし、今回の遠征
新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、シンガポールを出発したイタリアのクルーズ船が寄港先のタイとマレーシアから入港を拒否されました。乗客に感染状況の深刻なイタリア国籍の旅行者が含まれているというのが理由ですが、運航会社は感染の疑いのある人はいないとしています。 ところがマレーシア政府は乗客に新型コロナウイルスの感染状況の深刻なイタリアに滞在していた可能性のあるイタリア国籍の旅行者64人が含まれているとして、7日、ペナン島の港への入港を拒否したということです。 マレーシア政府は今月5日からイタリア北部や北海道などに2週間以内に渡航した外国人の入国を一時的に禁止していて、クルーズ船に関しては8日から入港をすべて拒否するとしています。 このクルーズ船は6日、タイのプーケット島でも入港を拒否されていたということです。 クルーズ船の運航会社は船内に感染の疑いのある人はいないとしていますが、寄港先へ
来年の東京オリンピック・パラリンピックの運営や準備に関わる企業などを対象に、従業員が適切な労働環境の下で働けるよう呼びかける会議が国連機関などの主催で開かれました。 組織委員会側はこれまでも企業に対し、従業員を違法に長時間働かせたり児童労働をさせたりすることがないよう対応を求めてきました。 しかし会議ではインドネシアやマレーシアの大会施設の建設に使われる木材の伐採現場や加工工場で、労働者に水が十分に提供されていなかったり、保護具の着用が徹底されていなかったりする事例が報告されました。 また組織委員会の窓口にタイにある工場で労働者の権利が侵害されたと訴える通報などがあったことが報告され、ILOと組織委員会は企業に対し改めて、従業員が適切な労働環境の下で働けるよう呼びかけました。 ILOの田口晶子駐日代表は「オリンピック・パラリンピックの機会に労働者の人権に目を向けてもらい、少しでも国内外の労
韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領は東南アジアへの歴訪を前に、タイの新聞の書面インタビューに応じ、日本の輸出管理の強化について改めて批判するとともに、事態の打開に向けてASEAN=東南アジア諸国連合に協力を求めていく考えを示しました。 この中でムン大統領は日本政府が輸出管理の優遇措置の対象国から韓国を除外したことについて「日本が歴史問題に絡めて不当な経済措置をとったことが非常に懸念される。歴史問題と経済協力は分けて対応すべきだ」と述べ、「経済報復だ」という考えを改めて示して批判しました。 そして「日本の措置は韓国だけでなく、世界経済にも否定的な影響を及ぼす」と訴えました。 そのうえでムン大統領は日本との対抗措置の応酬は望まないとして、「日本の手をとり、協力する用意はある。日本が対話と外交協議に出てくるよう、ASEANに協力を求める」と述べました。 韓国は今月、タイで開かれたASEAN関連
おととし兵庫県の淡路島の海岸近くで座礁したクレーンつきの大型の台船について、所有するタイの会社が撤去の要請に応じないことから、兵庫県は海岸の保全に影響が出るおそれがあるなどとして、行政代執行による撤去作業を始めました。 台船はタイの造船会社が所有し、大阪からタイにえい航されている途中で、強風や高波によってロープが切れて流されたということです。 兵庫県は5回にわたって撤去を求めましたが、会社側が応じないため行政代執行による撤去を始め、18日は県の担当者たちが台船に乗り込んで残っていた荷物を運び出しました。 今後、台船はサルベージ船を使って淡路島北部の港に移される予定で、兵庫県はおよそ1億8000万円と見込まれる撤去費用を会社側に請求することにしています。 県洲本土木事務所の土江明所長は「台風などで台船が大きく移動することがあり、住民の安全に影響が出ている。安全に作業を進めたい」と話していまし
タイ北部の洞窟で遭難し、先月救出された地元サッカーチームの少年とコーチのうち、国籍を持たない4人に8日、タイの国籍が与えられました。少年たちにはヨーロッパなどからサッカー観戦の招待状が届いていましたが、無国籍ではパスポートの取得が難しいことから、タイ政府の対応が注目されていました。 タイ北部チェンライ県で8日、式典が開かれ、国籍が与えられたことを示すIDカードが一人一人に手渡されました。 世界が注目するなかで救出された少年たちには、ヨーロッパのビッグクラブなどからサッカー観戦の招待状が届いていましたが、無国籍ではパスポートの取得が難しいことから、タイ政府の対応が注目されていました。 タイでは、国境地帯の少数民族を中心に50万人近い無国籍の人たちが暮らしていて、居住が許されている一方で、移動や就職などに制限を受けています。 少年たちの一部が国籍を持っていないことがわかると、タイ国内では無国籍
タイ北部の洞窟から出られなくなっていた地元サッカーチームの少年12人とコーチの合わせて13人は、今月10日までに全員が無事救出されました。 世界中のメディアは、この救出作戦の成功を「奇跡の救出劇」として大きく報じました。 しかし、一連の救出活動を追い続けた現場取材から見えてきたのは、“不可能”を“可能”に変えた、人々の知恵と努力でした。(アジア総局記者 小阪田和也) 止まるポンプ 少年たち13人の救出は、まさに水との闘いでした。 現地は雨季の真っただ中。洞窟内はところどころが水没し、水の濁りはひどく、流れも急でした。序盤の闘いは全くの劣勢。行方不明となった13人を捜すことさえままなりませんでした。 捜索が始まって5日目に現地入りした私が目にしたのは、動いているかどうかさえ分からない頼りない排水ポンプの姿。 誰もが事態の深刻さをすぐに理解できる状態でした。 翌日には、そのポンプも止まってしま
タイ北部の洞窟で少年など13人の救出活動を指揮している責任者は救出活動中のダイバー1人が死亡したと発表しました。地元のサッカーチームに所属する少年12人とコーチの合わせて13人は洞窟の入り口から5キロ奥で大量の水に阻まれ動けなくなっていて、タイの軍や警察などが救出の準備を進めています。
タイ北部の洞窟に入ったあと行方が分からなくなっていた少年ら13人は、10日目の2日夜、全員の生存が確認され、地元知事は命に別状はないという見方を示すとともに、軍のダイバーが食料をすでに送り届けたことを明らかにしました。 知事は3日午前、改めて記者会見し、このなかで少年らの体調について「われわれが考えていたより体力はあるとの報告を受けた」と述べ、命に別状はないという見方を示しました。そして、海軍のダイバーがすでに食料を13人のもとに届けたことを明らかにするとともに、4か月分の食料を13人がいる場所に運び入れたいという考えを示しました。 また、今後の救出について、知事は「いま分析しているところだが、すぐに救出できるとは思わない」と述べて、相当な時間がかかるという見通しを示しました。 そのうえで「少年たちの体力を見極め、判断したい」と述べて、医薬品を携行した医師を13人のもとに派遣して体調や体力
タイ人の女性が代理出産した男の子に障害があったため、依頼したオーストラリア人の両親が子どもの引き取りを拒否したことが明らかになり、代理出産の是非や規制の在り方を巡って大きな議論を呼んでいます。 オーストラリアメディアの報道によりますと、代理出産の依頼を受けたのは21歳のタイ人の女性で、去年12月、オーストラリア人の両親から日本円でおよそ150万円の報酬を受け取り、双子の男女の赤ちゃんを出産しました。 このうち、男の子はダウン症だったため、オーストラリア人の両親は引き取りを拒否し、障害のない女の子だけを引き取りました。 残された男の子は先天性の心疾患などもあり、病院での治療の必要もあるということですが、タイ人の女性が引き取り、自分の子ども2人と共に育てているということです。 借金を抱え貧しいというタイ人の女性は報酬のため、代理出産の依頼を受けたということですが、残された男の子については「愛し
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