組織的なドーピング問題で国際大会への出場資格が停止されているロシア陸上競技連盟は、かつて選手がドーピング検査から逃れるのを助けるために偽の書類を作成したという、これまで否定していた疑惑を一転して認めました。そのうえで、5年前から続く資格停止処分の解除に向けて、国際競技団体などに働きかけていく考えを示しました。 ロシア陸連はこれまで一貫して疑惑を否定してきましたが、先月就任したユルチェンコ新会長は2日、地元メディアに対して「非難を全面的に認める」と述べ、これまでの立場を改める考えを示しました。 そして、前の指導部とは一線を画す姿勢を強調したうえで、「世界陸連および世界中の陸上関係者に謝罪する」と述べ、5年前から続く資格停止処分の解除に向け働きかけていく考えを示しました。 ロシアによる組織的なドーピングをめぐっては、WADA=世界アンチドーピング機構も去年12月、主要な国際大会へのロシアの参加
名古屋市で開かれているフィギュアスケートの国際大会の記者会見で、ピョンチャンオリンピックにロシア選手団の出場を認めないなどとしたIOC=国際オリンピック委員会の決定についてロシア選手の発言の日本語訳が誤っていたことがわかり、国際スケート連盟がおわびと訂正をしました。 これについて日本スケート連盟が雇った女性の通訳が「ロシアの犯したことを考えれば当然の措置と考えている。私はそれに従って、ロシアを代表して出ることはもちろんない」などと日本語に訳しました。 しかし、一夜明けた8日、大会を主催する国際スケート連盟が外部からの指摘を受けて、日本語訳が誤っていたことに気づいたということです。正しくは、「ロシア選手が出場できるのは正しい判断だったと思う。正直に言えば、ロシアチームが参加しないオリンピックは想像できない」と話していたということです。 ロシアの組織的なドーピング問題に注目が集まる中で、ロシア
ロシア陸上界の組織的なドーピングが問題になるなか、ドーピング検査などを行う機関の関係者2人が、今月に入り相次いで死亡したことが分かりました。 こうしたなか、この反ドーピング機関は15日、地元メディアに対し、元幹部のニキータ・カマエフ氏がモスクワ郊外で死亡したことを明らかにしました。 カマエフ氏は前日の14日の午前中からスキーを楽しんでいましたが、突然、体調不良を訴えたということで、一部のメディアは死因は心臓発作だと伝えています。 この機関を巡っては、2010年までの2年間、組織のトップを務めたビャチェスラフ・シネフ氏も今月3日に死亡していて、関係者2人が相次いで死亡したことになります。 ドーピング問題でロシア陸上競技連盟は国際陸連から資格停止処分を受けていて、ロシアの陸上選手はことし8月のリオデジャネイロオリンピックに出場できないのではないかという懸念の声も出ています。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く