イギリスのメイ首相は、EU=ヨーロッパ連合からの離脱をめぐるこう着状態を打破するため、2度目の国民投票を行うかどうか議会で採決を行う考えを示しました。議員からは反発の声があがっていて、支持を得られるかどうかは不透明です。 提案では、経済や労働、環境問題のほか、EUへの残留を願う議員が求めてきた2度目の国民投票についてその是非を問う採決を行うとしています。 メイ首相が、かたくなに反対してきた2度目の国民投票に道をひらく提案を行うのは初めてのことです。 メイ首相は、この離脱法案の採決の後に退任への道筋を示すとしていて「これが離脱を実現する最後のチャンスだ。私も譲歩したので、すべての政党の議員に歩み寄りを求めたい」と述べ、残留派の議員を多く抱える野党・労働党に協力を呼びかけました。 しかし、与党・保守党の離脱派の議員からは「これまで議会で否決された提案よりもさらに悪い」などといった反発の声があが