ストリートアーティストのパウロ・イトウ氏がサンパウロにある学校の壁に描いたグラフィティ。ナイフとフォークを持った餓死寸前のブラジルの少年が、サッカーボールを載せた皿を出されて泣いている(AP) サッカーワールドカップ(W杯)は4年に一度のビッグイベント。サッカーファンにとっては神聖な大会だ。ここで「W杯なんかいらない!」なんて書いたら、あちこちから非難を浴びることだろう。だが、日本人の全員がW杯を見ているわけではない。開催費用は膨大で、それでいて、経済効果は今ひとつ。放映権料の高騰やFIFA(国際サッカー連盟)の金銭スキャンダルなど問題はゴロゴロしている。 非難を受けるのは承知で、W杯とFIFAが嫌われる7つの理由を挙げてみた。開催国ブラジルで連日のように続いている反W杯デモや暴動は、決して対岸の火事ではないのだ。日本国民の全員がW杯を見ているわけではない 多くのマスコミは「日本中が熱狂!