江戸時代の貨幣をかたどった巨大な砂絵、「銭形砂絵」の形を整える「砂ざらえ」が、香川県観音寺市でおよそ1年ぶりに行われました。 観音寺市の琴弾公園の砂浜にある「銭形砂絵」は、江戸時代の貨幣「寛永通宝」をかたどった東西およそ120メートル、南北およそ90メートルある巨大な砂絵です。 およそ390年前に作られたと伝えられていて、これを見た人はお金に不自由しないと言われています。 28日は、雨や砂で形が崩れた砂絵を整える「砂ざらえ」が行われ、市の職員やボランティアなど160人ほどが参加しました。 参加者は公園の展望台にいる担当者からマイクで指示を受けながらシャベルを使って砂を盛ったり、「寛永通宝」の文字を際立たせるため盛られた砂の上に登り、固めるように砂をならしたりしていました。 この「砂ざらえ」は例年、春と秋の年2回行われますが、ことしの春は天候が悪く中止になったため1年ぶりの実施となりました。