新型コロナウイルスの患者を受け入れる発熱外来があるクリニックは、検査を希望する人たちで連日、混み合っています。厳しい残暑が続き、クリニックの外で順番を待つ患者の中には熱中症の症状が出る人もいて、医師や看護師が対応に追われています。 埼玉県春日部市にある「あゆみクリニック」では、屋外のプレハブなどに新型コロナウイルスの発熱外来を設置し、症状がある患者の診察にあたっています。 クリニックでは先月半ばから患者が急増し、毎日午前8時からインターネットで受け付けているその日の予約枠は30分でいっぱいになる状態が続いているということです。 そのため予約が取れずに直接訪れて屋外で順番を待つ人も出ていて、厳しい残暑が続く中で順番待ちの間などに熱中症の症状が出る人もいるということです。 この日も診察を待っている間に気分が悪くなったと訴えた男性が、クリニックの中で体を冷やして水分を補給するため点滴を受けていま