大相撲の横綱・稀勢の里の現役引退の記者会見が午後3時半すぎから都内で始まりました。稀勢の里は会見の冒頭で「私、稀勢の里は今場所を持ちまして引退し、年寄・荒磯として後進の指導に当たりたいと思います。現役中は大変お世話になりました」と述べました。
大相撲九州場所で3横綱を破り12勝3敗の成績を残した大関・稀勢の里について、横綱昇進の議論を預かる日本相撲協会の審判部は「来年の初場所で全勝優勝なら横綱昇進がありえる」という見解を示しました。 稀勢の里は今場所前半に2敗を喫したものの10日目から白鵬、鶴竜、日馬富士の3横綱を次々に破り、ことし1年で69勝を挙げ、初めて年間最多勝になりました。 日本相撲協会の二所ノ関審判部長は、稀勢の里について、「鶴竜と星の差1つなら来場所は綱とり場所だったが、星の差2つは厳しい」との考えを示しました。しかし、「年間最多勝もあったし、力は持っている。初場所でも3横綱を破り全勝優勝するようなら、そういうムードになる」と、全勝優勝した場合には横綱昇進がありえるとの見解を示しました。 また、八角理事長も「来場所の内容が大事になる。来年も年間最多勝をとるつもりでいけば、おのずと初優勝、横綱昇進が見えてくる」と期待を
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