ツイッターに裁判の当事者を傷つける内容の書き込みを行ったとして、懲戒を申し立てられた東京高等裁判所の裁判官の処分を審理する裁判が、11日、最高裁判所で行われました。裁判官は「表現の自由の侵害だ」と争う姿勢を示し、現職としては異例の記者会見を開いて反論しました。 岡口裁判官はみずからが担当していない裁判についてのツイッターへの書き込みで裁判の当事者を傷つけたとして、ことし7月に東京高裁から懲戒を申し立てられ、11日、最高裁判所で開かれた裁判官の処分を審理するための「分限裁判」に出席しました。 裁判は非公開で行われましたが、岡口裁判官は「ツイッターの利用は表現の自由そのものだ。高裁の長官が全面的にツイートを禁止しようとし、従わなければ懲戒を申し立てることは表現の自由の侵害で、裁判官の独立をおびやかす」などと主張したということです。 このあと岡口裁判官は現職としては異例の記者会見を開き「懲戒の申