組織的なドーピング問題で国際大会への出場資格が停止されているロシア陸上競技連盟は、かつて選手がドーピング検査から逃れるのを助けるために偽の書類を作成したという、これまで否定していた疑惑を一転して認めました。そのうえで、5年前から続く資格停止処分の解除に向けて、国際競技団体などに働きかけていく考えを示しました。 ロシア陸連はこれまで一貫して疑惑を否定してきましたが、先月就任したユルチェンコ新会長は2日、地元メディアに対して「非難を全面的に認める」と述べ、これまでの立場を改める考えを示しました。 そして、前の指導部とは一線を画す姿勢を強調したうえで、「世界陸連および世界中の陸上関係者に謝罪する」と述べ、5年前から続く資格停止処分の解除に向け働きかけていく考えを示しました。 ロシアによる組織的なドーピングをめぐっては、WADA=世界アンチドーピング機構も去年12月、主要な国際大会へのロシアの参加