95)『ユリイカ 2006年12月号』 青土社 特集「監督系女子ファイル」読むべく購入。『ユリイカ』の映画特集はここ10年、否応なくそのまま購入してしまっているが、表紙からも雰囲気は察することができるが、「女性監督ファイル」ではなく、「監督女子ファイル」でもなく、あくまで「監督系女子ファイル」とあるところに、所謂『ユリイカ』がここ10年〜30年の間、連綿と続けてきたこれまでの「特集−映画の現在」や「特集−日本映画特集 北野武以降」や、その合間に日本の映画作家なら清順、溝口、大島、青山、黒沢、吉田などが特集されてきたものとも決定的に違う、むしろ昨年の「特集−ブログ作法」「特集−文化系女子カタログ」の延長として捉えるべき特集であることが想像され、『ユリイカ』の定義する監督系女子には恐らく河瀬直美も風間志織も松梨智子も入らないのではないか、などと思っていたら、下記の如き案外資料は充実していて、阿