中国の広告サイト運営会社「58同城」が上場され、大にぎわいのニューヨーク証券取引所。好調なIT関連株で米株式市場は活気づいている=10月31日、ニューヨーク(AP) 「10年以上前を思い出す。あの熱い日々が戻りつつある」 米金融大手の関係者は、端末の株価情報を見ながら興奮を抑えきれない様子だ。フェイスブック、リンクトイン、グルーポン…。これまでときに期待を裏切ってきたIT銘柄が軒並み値を飛ばしている。その活況ぶりは、「ドットコム・バブル」とも呼ばれた1999~2000年のIT株高の再来も感じさせる。 米株式市場でIT(情報通信)関連株が活況を呈している。携帯端末の普及を背景に業績拡大期待が強まっており、グーグルが1000ドルの大台に乗せ、長く低迷したフェイスブックも公募価格を回復。ツイッターなど大物の上場予備軍も控え、市場が一層活気づきそうだ。グーグル、大台突破 ネット検索最大手のグーグル