タグ

ブックマーク / delete-all.hatenablog.com (40)

  • 父とムスコの30年 - Everything you've ever Dreamed

    30数年前に僕の父は死んだ。自死だった。僕と父は見た目がよく似ていたので父が死んだとき自分が死んだような気がした。嫌だった。その気持ちは僕のなかに今も変わらずあり続けている。不思議だ。当時は自殺だったのがいつのまにか自死という表現になったり、こういう話題をするときに相談窓口の連絡先が表示されるようになったり、変わったものが多いというのに変わらないものはまったく変わらない。遺書はなかったので理由はわからない。もう永遠にわかわないだろう。前兆もなかった。近くにいた僕ら家族には感知できなかった。だから父が理由不明で自死したという事実だけが残った。今振り返ってみれば、父は絶対に悟られないように仕組んでいたのだろう。それでも10代だった僕は理由を探すことに躍起になった。一人の人間が、家族のいる男が、何の理由もなく命を断つことが信じられなかった。許せなかった。なにより僕は自分の落ち度を否定したかったの

    父とムスコの30年 - Everything you've ever Dreamed
  • 本牧埠頭、1995年、夏。 - Everything you've ever Dreamed

    1995年の初夏から秋にかけて、横浜牧埠頭の倉庫でアルバイトをしていた。当時、僕は法学部に通う大学生で、たまたま学生課の掲示板で目に留まったのが牧の倉庫会社のアルバイトだった。時給は1000円。すでにバイトをしていたファミレスや蕎麦屋の時給が700円台だったので、何も考えずに飛びついた。家庭の事情でお金を稼ぐ必要があったからだ。もちろん、うまい話はないのは知っていた。時給の高さはハードなアルバイトの裏返しだと覚悟していた。どれだけ酷い仕事であっても「数か月耐えればいい」「無理なら逃げればいい」と割り切って面接に臨んだ。お金を目的にはじめたアルバイトだったけれども、あの1995年の夏は、お金には換えられない意味を持つ大切な時間になったのだ。 面接5分で採用決定。研修や教育はなし。「今から行ける?」と作業服を着た社員に車に乗せられ連れていかれた倉庫で「見よう見まねで覚えて」と言われて放り

    本牧埠頭、1995年、夏。 - Everything you've ever Dreamed
    motimoti3
    motimoti3 2023/05/16
    き●た●はみ出してたことに気づいた 生きるってこういうことだよね
  • 限りなく乗っ取りに近いコンサルティング - Everything you've ever Dreamed

    客ではなかった。会社を乗っ取ろうとしていたハイエナだった。肝の小さい同僚は応接室の僕の傍らで小さくなっている。話を戻す。年末くらいから事業部がコンサル会社の営業を受けているのは知っていた。「事業拡大の手伝い」云々。よくある話だ。事業部に持ちかけられた話は、超大手企業の福利厚生部門を一括しておまかせしたい、というもの。これにウチの事業部はいついた。表向きはコンサル会社が仕事を受けてその下請けというビジネスモデルであった。「事実上御社がやっているのと変わりません」と言われて、呑気なウチの事業部の連中は「売上はコンサルに払う分下がるが責任はコンサルがもってくれるんだヤター!」と喜び、話を進めていた。 コンサル会社のターゲットになったのは事業部のトップである六十代後半の人で、判断力が落ちているのだろうね、疑うことなく話に乗り商談をすすめてきていた。風向きが変わったのは、コンサル料の金額の話になっ

    限りなく乗っ取りに近いコンサルティング - Everything you've ever Dreamed
    motimoti3
    motimoti3 2022/04/05
    “・・・なければね、この話もないの、あーた」“が竹村健一氏で再生されて乗っ取られてもいいかなーと思った
  • 【告知】新刊『書くことがすべて(仮)』が出ます。 - Everything you've ever Dreamed

    情報解禁できるようになったので告知を。2年ぶりに『書くことがすべて(仮)』というを出します。発売日は今冬(12月予定)で今回もKADOKAWAさんからです。 内容をひとことであらわすと、「書くことで構築した世界観を武器に人生を切り拓いていこう」という文章術×人生論です。実用です。書くという行為、物語るという行為で人生を軽くする方法、文章術やライティングという技術的なアプローチではなく書くものをつくるというアプローチから誰でも思いのまま個性あふれる文章が書けるようになる方法について、僕の経験から得たものを全部ブチ込みました。 書きたいけど書けない人。悩みや不安を抱えている人。力を出し切れてない人。夢や目標がはっきりしない人。仕事や研究がダルい人。未来が恐ろしい人。そういう人たちのために書きました。書くだけで僕は自分の人生を上向きにすることができた。書かずに普通の会社員生活をしていたら、お

    【告知】新刊『書くことがすべて(仮)』が出ます。 - Everything you've ever Dreamed
    motimoti3
    motimoti3 2021/09/30
    今度は買うぞー^^b
  • 離婚することになりました。 - Everything you've ever Dreamed

    離婚することになりました。残念な気持ちはない。一ヵ月間彼女と話し合ってきた結果だからだ。彼女と僕は一回り以上年齢が離れている。話合いでわかったことは、考え方や価値観の違いは否めない、ということだ。最近流行りの熟年離婚ということになるのだろうか。法律的に何といえばいいのか、考えながら、今の気持ちを文章にしてみたい。 原因と理由について、彼女は、「介護をしたくない」「顔を思い浮かべるだけでゲボが出る」「面倒くさい」等々を挙げたが、音はわからない。あえて掘り起こそうとも思わない。彼女を尋問して隠された不満を剥き出しにすることに何の意味があるだろう。終わる関係をさらに虚しくするだけだ。人生とは、関東ローム層のように厚く積み重なった不満のうえを、ひとつひとつの層を意識せずに歩いていくようなものなのだ。生活に大きな支障はない。彼女は活き活きとしている。お互いに生まれたときの名前に戻るだけのことなのだ

    離婚することになりました。 - Everything you've ever Dreamed
    motimoti3
    motimoti3 2021/08/19
    こういうことまでいろいろ考えていらしたのだなお母様は、このひとりの女性は、としばらく考え込んでしまった。そうしようって決めたなら元の名前にもどしてぱあっとかる~くなって生きていったらいいと思います。
  • 緊急事態宣言が引き起こした飲食店間の戦いがマジで仁義なき戦いだった。 - Everything you've ever Dreamed

    先日、取引のある仕出し弁当業者と面談した。「相談に乗ってほしい」と請われたからだ。その仕出し弁当業者は緊急事態宣言下にあるエリアで半世紀近く営業している老舗。官公庁向けやイベントへの仕出し弁当を主な事業にしていて、一般向けの弁当も手掛けていた。相談は「テレワークによる官公庁向けの仕出し弁当の減少とイベント全廃による売上の低下を何とかしたい」と予想通りのものだった。僕は、一般向けのテイクアウト用の弁当をこれまで以上に強化することを提案していた。さいわい、事業所が商業エリアと住宅エリアの近くにあるため、「街のお弁当屋さん」として売り込んでいけば、活路は開けると考えていた。仕出し弁当の強みは、手作り感のある弁当をつくる技術と設備があること、そして販売価格を抑えられることだ。弱さは、現状の設備ではチルド展開(通販展開)が出来ないことだ。だから現在の商圏で売り方を変える、事業の比重を変えることで生き

    緊急事態宣言が引き起こした飲食店間の戦いがマジで仁義なき戦いだった。 - Everything you've ever Dreamed
    motimoti3
    motimoti3 2021/02/16
    “還暦を迎えている社長(ちゃきちゃきの女性だ)” かたせ梨乃で再生された。岩下志麻かも。
  • 鬼滅の上司 - Everything you've ever Dreamed

    ブームは後から参戦しようとした人たちに「あ、なんか乗ってる人たちがダサいな」と思われたときが終わりの始まりなんじゃないだろうか。先日の会議の冒頭に、社長が「新型コロナの影響で厳しい状況が続くが、全集中で!」なんて言った瞬間、僕は、鬼滅ブームのクライマックスを見た気がした。 「社長の中で鬼滅がキテル」と気付いた上層部の方々が、注意を惹こうと、「ここは全集中で!」「全集中で乗り切りましょう」などと、要所要所で「全集中」を使いはじめたのだ。《こういうプロセスを経て流行が定番になっていく…。》寂しいような嬉しいような気持ちで、ご高齢の上層部一同に突如、巻き起こった鬼滅騒ぎを聞き流していたら、「全集中で終わらせておくべきでしたが」「あれは全集中の予定では…」などと前後の文脈がつながらない全集中があらわれてきて、よもやよもやの様相になってきて眠気が吹っ飛んでしまった。ゼンシューチュー・ノ・ヨテー。前週

    鬼滅の上司 - Everything you've ever Dreamed
    motimoti3
    motimoti3 2020/11/24
    ちくわんちくわんちくわんわん
  • GT-Rに恋をして - Everything you've ever Dreamed

    スカイラインGT-Rに恋をしている。その名からスカイラインが外れてGT-Rになった今でも恋い焦がれている。きっかけは1992年に同じ高校から慶応SFCに入ったオヤマダ君。彼が親から入学祝いに買ってもらったスープラの助手席にGALを乗せて遊び回っているという噂をSFCのマリオカートで遊んでいるときに耳にした瞬間、心の中でバルルルルル!エンジンが重低音の唸りをあげて、「オヤマダがスープラでGALをゲットできたなら、GT-Rに乗ればモテモテは間違いないだろう」という邪な考えが天から降ってきたのだ。オヤマダ衝撃的な大学デビューの真偽は遂にわからなかったが、GT-Rは僕のなかで神格化されてあり続けた。カラオケでGAOを歌い、飲んでばかりの貧乏な大学時代にGT-Rに手が届くはずもなく、社会人になってもそれは変わらなかった。酒量だけは順調に増えていったが、GDPが伸び悩むのと足並みをそろえるように僕の給

    GT-Rに恋をして - Everything you've ever Dreamed
    motimoti3
    motimoti3 2020/10/13
    一台のGTRが草の茂みから道の上に躍り出たのを彼等は見た。GTRは、既に白く光を失った月を仰いで、二声三声咆哮したかと思うと、又、元の叢に躍り入って、再びその姿を見なかった。
  • 20年間引きこもっている友人から家にこもることの厳しさを教えられた。 - Everything you've ever Dreamed

    在宅勤務の気分転換のつもりで散歩へ出掛けたら、友人Fとばったり会った。Fは近所に住む幼馴染で僕と同じ46才、小中高12年間同じ学校に通っていたが、クラスや部活で一緒になったことはない。それでも仲が良かったのは、ピアノを弾いている、という共通項があったからだ。普通科県立高校でピアノ男子というのは珍しい存在で、放課後にピアノで遊んだことは、僕の人生のなかでも美しい思い出になっている。残念ながらFは大学卒業後に入った会社で心身を壊してしまい、そのまま自宅に引きこもっている。夏を思わせる強い日差しのなかにいるFは、白く、細長く、バースデーケーキのローソクのように溶けてしまいそうに見えた。 「引きこもりも散歩するのか」「散歩は昼間。朝と夕方より知っている人間に会う確率が低いから」声に、なんでお前がいるんだよ、という非難の気配があった。僕ら40代の男が真昼間に近所で顔を合わせることは少ない。だが、それ

    20年間引きこもっている友人から家にこもることの厳しさを教えられた。 - Everything you've ever Dreamed
    motimoti3
    motimoti3 2020/04/27
    ふたりはなかよし
  • 20年前の出会いが「仕事を『自分の仕事』にとどめているうちは仕事人として2流」だと今も教えてくれている。 - Everything you've ever Dreamed

    「自分が取ってきた契約や仕事にいつどこまで関わればいいのか」は、営業職の永遠のテーマだ(どこまでが自分の仕事の範疇になるのか問題は、他の職種でも同じだと思う)。20年超の営業ライフで、何人かの先輩が、自身で開発した仕事にいつまでも携わろうとして、上役から注意される姿を見てきた。彼らは「自分の仕事だから」と異口同音に言っていた。それが原因で退職する人もいた。 僕にもまだ、そういう「自分の仕事」という意識はあるけれども、今は仕事を振ってからは結果を報告として受け取るだけで、それが「営業の仕事」だと割り切っている。だから「自分で新規開発し、案件になるまで育てて、成約した仕事の行く末を見るのが悪いことですか?」と部下に言われると返答に窮してしまう。正しいからだ。「営業の仕事は次の新たな仕事を取ってくること。取ってきた仕事にいつまでも関わって新規開発に割く時間と労力が削がれるなら末転倒だ」と言いな

    20年前の出会いが「仕事を『自分の仕事』にとどめているうちは仕事人として2流」だと今も教えてくれている。 - Everything you've ever Dreamed
    motimoti3
    motimoti3 2019/09/18
    “自分の取ってきた仕事を引き継ぐ際には、成約するよりもいっそう注意深く説明する必要がある”
  • 楽な勝ち方よりうまい負け方を教えてくれ。 - Everything you've ever Dreamed

    キズつくのを極度に恐れるガラスの四十代の僕には勝ち方よりも負け方が超重要。知りたいのは、上手な負け方、ダメージを最小限に抑える負け方だが、それらを求めて書店のビジネスや自己啓発コーナーを眺めても、たとえば紀州のドン・ファンのように勝った人間の語る勝つ方法ばかりで、お目当てのものは見つからない。せいぜい負けからの奇跡の大逆転勝利ストーリー。稀に自虐的に負けた経験を語る人もいるが、それらは「ビジネスで負けるの正直きっつー…でも僕は人生に負けずに明るく生きていくよ」的な浪花節で、うまい負け方をレクチャーするものではない。「しくじり先生」というテレビ番組も似たようなものだ。身も蓋もないことをいえば、勝つときは何もせずとも勝つのだ。競合ライバルが勝手に自滅したりして。サクセスというのは質的にはどれも同じで、これこれをやったから勝ったという体裁こそ取っているが、勝てば官軍といわれるように内容は

    楽な勝ち方よりうまい負け方を教えてくれ。 - Everything you've ever Dreamed
    motimoti3
    motimoti3 2018/07/13
    ^^b
  • 元給食営業マンが話題の1食6000円の高すぎる学校弁当「ハマ弁」を考察してみた。 - Everything you've ever Dreamed

    www.asahi.com 横浜市の全中学校で導入されている「ハマ弁」の衝撃的なニュースを見た。16年度の公費負担が1あたり6000円を超え、利用率は1%台に低迷しているという。僕は前の会社で給関係の営業をやっていて、実はハマ弁については市が行ったヒアリングに参加した過去があるので、この事業の厳しさは予想していたが、ここまで酷い状況になっているとは。大きな問題は二点。膨大なコストと低すぎる利用率。営業マンの目線からこれらの原因にアプローチしてみたい。 学校給とハマ弁のような弁当では契約形態が違う。一般的に給の契約は、年間又は月間の委託費(人件費や各経費と利益が含まれる)契約となり、その他に1当りの単価(材費)を定めるが、弁当契約は1あたりの販売価格を定めるのみだ。ざっくりいえば弁当契約は労務コストを圧縮出来るためコストダウンがはかれる一方、固定費をかかえる事業者サイドは、売り

    元給食営業マンが話題の1食6000円の高すぎる学校弁当「ハマ弁」を考察してみた。 - Everything you've ever Dreamed
    motimoti3
    motimoti3 2018/03/28
    かわいい
  • 「好きなことを仕事にする」ということはなぜ気持ちいいのか。 - Everything you've ever Dreamed

    僕は2007年の春にツイッターをはじめた。はじめたきっかけは忘れてしまった。たぶん女の子にモテるためとかそういう類のどうしようもないことだろう。それから2017年までの10年間タイムラインを眺めてきて学んだことはほとんどないけれど、強いて挙げるとするならば「世の中に反対している人は世の中が変わってもずっと反対し続けていること」、「好きなことで生きていこう」「すばらしい!」的なやり取りは見た目を変えながら繰り返されていること、以上二点くらいのものだ。実際、好きなことが仕事に出来たらそれはとても素晴らしいことだ。ベストな生き方のひとつであるのは間違いない。僕だって好きなことで生きてみたい。たとえば、唾を遠くへ飛ばしたり、昼も夜もバットを振り回したりすることでお金を稼いでみたかった。残念ながら現在ではそんなことは仕事になりえない。生まれるのが早すぎた。だが、裏返してみれば、好きなことを仕事にする

    「好きなことを仕事にする」ということはなぜ気持ちいいのか。 - Everything you've ever Dreamed
    motimoti3
    motimoti3 2017/09/28
    手術がんばってね!
  • 結婚なんてしなきゃ良かった。 - Everything you've ever Dreamed

    誰が言い出したのか知らない「結婚すれば喜びは2倍、悲しみは半分」というフレーズを僕は結婚前から無責任な嘘と思っていた。浅はかだった。僕の見解は間違っていた。嘘どころか大嘘であった。ゼクシィを読んでいる人には申し訳ないが、結婚することで喜びは半分になる。悲しみは…変わらない、としておこう。こんなふうに正直者の僕が事実をお伝えすると一部既婚者の方々は「そんなことはない。我々夫婦の幸せは2倍どころか3倍になっている」と否定するかもしれない。仕方ない。人間は現実ではなく見たいものを見る生き物なのだから。誤解してもらいたくないが、マイナスの意味ばかりで幸せ半分と言っているのではない。感情の振り幅が減っていることは、言いかえれば、安定しているとも言えるからだ。問題は僕がはそんな安定を望んでいたのかどうかだ。責任。義務。経済的制約。生活のために汗をかいて労働し、汗を流せばファブリーズをかけられる。そして

    結婚なんてしなきゃ良かった。 - Everything you've ever Dreamed
    motimoti3
    motimoti3 2016/09/27
    それは言わない約束でしょ
  • 会社が乗っ取られそうです。 - Everything you've ever Dreamed

    遂に営業部補完計画は実行に移され、営業業務の大半が外部に委託された。営業部門の人員は異動となり、たった一人残った営業課長の僕の立場も風前の灯火。外部への引き継ぎ業務を終えた僕は、社内で居場所のない人たちと一緒に、社用車の窓拭きや割り箸を百膳ごとに仕分けして袋や箱に詰めるなどのクリエイティブな作業に従事していた。 営業外注化の理由は我ら営業部の能力不足。能力が足りないので引き継ぎも満足に出来ない。僕らは全身全霊をかけて引き継ぎの仕事をきちんとやったつもりだ。つもりというのは当事者の独りよがりで実に信用の出来ないものなんだが。不安的中。残念ながら僕らの引き継ぎは著しく不完全であったらしく、そのおかげで外注営業部隊は苦戦を強いられているらしい。ちくしょー。我ながら情けない。くっそー。申し訳ないなぁ。 営業外注化を推し進めた管理部門のトップ、総務部長からお叱りを受けた。なぜきちんとした仕事が出来な

    会社が乗っ取られそうです。 - Everything you've ever Dreamed
    motimoti3
    motimoti3 2015/09/30
    ごはん
  • 蘇生 - Everything you've ever Dreamed

    僕が父親の話をするとは「すごく綺麗」と言う。「思い出補正がかかっているんじゃないのー?」と笑いながら。そんなとき僕は、そうだね、メチャ補正入ってんし、フォトショもキメキメだよーつってアホみたいに笑う。アホな笑いの裏で自動補正じゃないけどねとアテのない言い訳を浮かべながら。そうさ。その補正は自動じゃない。僕は意図的に父親と父親と過ごした頃の記憶に補正をかけているのだから。色鮮やかに塗り直している。枯れた花を咲かせ、影を消すようにして。 自ら命を断った父親の人生のすべてが綺麗なものであるはずがない。今思えば終わりに近づけば近づくほど影の部分が増していた気がする。色鮮やかな部分に落ちる影は深い。父親が死んだときの僕の記憶は、細部について曖昧になりつつあるけれど、コアの部分は消えていくどころか、細部がぼやけていくにつれ、フォーカスされはっきりとしていっている。ともするとあの死に様は目を背けてしま

    蘇生 - Everything you've ever Dreamed
  • まだ海岸で消耗してるの? - Everything you've ever Dreamed

    もし、あなたが突然、会社のトップから海の家の店長をやるように言われたら…どうしますか?急な海の家店長。勤め人なら誰にでも起こり得る事態。しかし海の家ノウハウは驚くほど世に出回っていない。途方に暮れる人がほとんどだろう。このままでは皆、海岸で消耗するだけだ。そこでこの夏、実際に東海地方の海の家で過ごした僕が身を削って得たノウハウをご紹介する。なお、この文章はあくまで僕の好意によるものなので、何卒何卒感情的にならないようお願いしたい。 1「とりあえずパクろう」 最初からパクれとは何だと怒る方もいるかもしれないが、海の家に対して熱い思いや特別なポリシーやコンセプトがないかぎりとりあえず繁盛している店の運営をパクるのがベスト。海の家にオリジナリティを望んでいる客はほとんどいない。望まれているのは日陰と空席。海の家は季節商売。コンセプトを考える時間があるならパクリに費やすべき。しかし、現代はパクリが

    まだ海岸で消耗してるの? - Everything you've ever Dreamed
  • 消費税増税分転嫁出来ないので公取に相談してみたよ。 - Everything you've ever Dreamed

    プロデュースしているレストランの求人が不調で営業職の僕までもがヘルプ動員されるのは前代未聞のこと。早朝5時から現場に入りマッシュポテトをつくる日々、一週間経過。先は見えない。 悪いことばかりではない。捨てる神あれば拾う神あり。先月末、消費税増税分を価格に転嫁してもらえるよう交渉し、にべもなく断られた得意先から連絡があったのだ。(消費税増税分、価格に転嫁できません。 - Everything you've ever Dreamed http://delete-all.hatenablog.com/entry/2014/04/02/122845) 僕は常務より交渉に臨むにあたり値上げが叶わないなら解約止むなしという強い態度でいけといわれていた。取引の大きさではなくウチの方針を打ち出すことが重要なのだと。交渉は順調に不調に終始した。相手が消費税転嫁分の値上げに難色を示したのだ。僕がしかるべきとこ

    消費税増税分転嫁出来ないので公取に相談してみたよ。 - Everything you've ever Dreamed
  • 株式会社を退職しますやめます - Everything you've ever Dreamed

    昨夜、友人たちと少子化問題や孵卵器ビジネスについて飲みながら議論しているときに、ふと思いついたのだが、平成14年から11年間勤めた会社を今月末をもって辞めようと思う。そこでIT系に勤めていた人が辞める際にブログ等で「退職しました」なる文章を残す例に倣い、僕も始業前のこの時間を利用して自分の考えを文章し整理しておくことにした。なのでこの文章は読みにくいだけでなく、相当に長いものになる。 僕の仕事 最初に関係各位に迷惑がかからない程度に僕の勤務している会社と仕事を説明する。僕は非正規雇用も含めれば500人規模の品・外企業に新規開発営業職として勤務してきた。ここ数年は営業課長についている。課長手当は社内の他の課長職より著しく低く抑えられており月1500円。部下はいない。 品外産業というと「ブラック企業」を連想される方も多いかもしれないが、後で述べるとおり、ウチの会社は決してブラックではな

    株式会社を退職しますやめます - Everything you've ever Dreamed
    motimoti3
    motimoti3 2014/01/22
    わっふるわっふる
  • 部下をかばった。- Everything You’ve Ever Dreamed

    僕は小さな品会社の営業課長。先月、ある朝突然に、隣の部署の人間が三人退職した。弊社は沈没船から逃げる鼠よろしく、人材の流出が止まらない状況。人手不足。おかげで彼らの仕事が引き継ぎもなく僕に回ってきた。事業所の管理。マネージメント。それ以来、業の営業に加えて、慣れない業務に追われる日々だ。 すぐにある事業所の数字がおかしいことに気づいた。小さな飲店。前々月末の数字と前月頭の在庫があわない。追っていくと半年ほど前から数字がおかしい。売上はほぼ横ばいなのに労務費や光熱費が上がっているのも不自然だ。前任者の怠慢。それから横領。不正のにおいを感じた。監査部に報告するか迷ったが、先ずは現状を把握しようと当該事業所に赴いた。 営業の僕はその事業所のスタッフに顔を知られていないのを利用し、客として店に入りチェックした。材を過度に使用していないか、オペレーションの無駄はないか、云々。適正だった。客席

    部下をかばった。- Everything You’ve Ever Dreamed