既に各所で既報であるが、3月20日に発生した韓国の大規模サイバー攻撃事件は、KBSテレビ、MBCテレビ、新韓銀行など韓国の複数の放送局や銀行に影響を及ぼした(日経ITpro)。各社のサーバーが一斉にダウンし、イントラネット上にあるクライアントも多くが被害を受けた。新韓銀行ではATMが利用不能になるなどの被害も受け、市民生活にも影響が及んでいる。 それに対し、セキュリティソフトメーカーAhnLabは事件に関する中間分析結果を明らかにした( 韓国AhnLabのリリース:韓国語)。当初韓国内ではAhnLabのセキュリティソフトのアップデートサーバーが感染源であるというような報道もあったが、それに対してAhnLabは「IDC内にあるアップデートサーバーがハッキングされたというのは事実ではない」「攻撃に使用されたのは、企業のイントラネット内における『資産管理サーバー』(AhnLabの場合APCサーバ