――筆者のカール・ローブ氏は、政治活動委員会「アメリカン・クロスロード」の設立に関わった。著書に「The Triumph of William McKinley(ウィリアム・マッキンリーの勝利)」(サイモン&シュスター2015年刊行)がある *** 新孤立主義者らは右派か左派かを問わず、ロシアのウクライナ侵攻は米国にとってさほど重要な問題ではないと考えている。彼らからすると、ウクライナ危機は遠く離れた国々の間の領土問題だ。戦争の主な責任は米国にあると主張する人たちさえいる。東欧における民主主義の拡大を後押しすることで、米国はロシアのウラジーミル・プーチン大統領を不安にさせたのだという。こうした人たちは、この独裁者がウクライナを支配下に置くために軍隊を派遣したことは理解できると話す。 ...