かつて日本の副総理大臣が、マスコミが憲法改正の議論を阻止するなら「静かにやろうや」、「(ナチスの)あの手口、学んだらどうかね(笑)」みたいなこと、あるシンポジウムで発言したら「ナチス賛美、けしからん!」的な解釈をされて、マスコミや護憲派の方々から集中砲火を浴びた出来事がありましたが、あれには私、正直ドン引きいたしました。(それはバッシングした側に対して) 「ヒトラーを支持したドイツ国民」ロバート・ジェラテリー著(根岸隆夫翻訳)。5年くらい前に一度読了していますが、再び読んでみることにしました。 巧みなプロパガンダによってナチスのヒトラーは、ドイツ国民を騙した・欺いた、あるいは洗脳していったとか、恐怖政治を行ったイメージがあるかもしれないけれど、この本では国民が納得して「積極的に」ナチスを支えていったプロセスが丁寧に書かれています。 ナチス第三帝国の総統アドルフ・ヒトラーは、12年間もドイツ