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ブックマーク / kyoba.hatenablog.com (6)

  • 「007/スペクター」 - 虚馬ダイアリー

    原題:Spectre 監督 サム・メンデス 脚 ジョン・ローガン 「みんな言ってるわ。メキシコの件であなたは終わりって。」「君はどう思う。」「これが始まりなんでしょ?」 ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンド第4作。 ボクが「007」に初めて興味を持ったのは、このダニエル・クレイグのシリーズが始まってからである。もちろんそれ以前のシリーズ自体はいくつか見たことはある。個人的に007として長く印象にあるのはピアーズ・ブロスナンの世代なのだけれど、彼のシリーズは言ってみれば「ルーティーンで作り続けられてるボンド映画」という印象で、まったく惹かれた事がなく、興味を抱く要素がなかった。 ブロスナンからダニエル・クレイグへとボンド役が引き継がれる時に「え?ダニエル・クレイグ?」と眉をひそめたクチで、「だってあの人、チンピライメージが強すぎるじゃん?」というものであった。ところが、「カジノ・ロワヤル

    「007/スペクター」 - 虚馬ダイアリー
  • 「ギャラクシー街道」 - 虚馬ダイアリー

    と監督:三谷幸喜 脚・監督三谷幸喜最新作。 ラヂオの時間 スタンダード・エディション [DVD] 出版社/メーカー: 東宝発売日: 2005/12/23メディア: DVD購入: 2人 クリック: 64回この商品を含むブログ (135件) を見る 「たとえば、テレビドラマでSFをやるとしますよね。アメリカ映画に負けない映像を作るとしたら、SFXやらコンピューターグラフィックやら、やたらお金がかかるわけです。ところがラジオなら、ナレーターが一言、「ここは宇宙!」と言うだけで、もう宇宙空間になっちゃうんですから。」 映画「ラヂオの時間」より この台詞は三谷作品でも屈指の忘れがたい台詞である。奇しくも、三谷幸喜最新作は舞台が「宇宙」と相成った。 三谷幸喜が映画監督としてデビューしたのは「ラヂオの時間」である。これは原作が三谷幸喜とサンシャインボーイズによる戯曲だったが、その後彼は監督する際は

    「ギャラクシー街道」 - 虚馬ダイアリー
  • 「幕が上がる」 - 虚馬ダイアリー

    監督:広克行 脚:喜安浩平 原作:平田オリザ 広克行監督の新作である。 そして、主演はももいろクローバーZ。ポスターにはそう書いてある。 つまりこの映画は「アイドル」が主演ですよ、という明確な意思表示が為されている。 個人的にアイドルにずっぽり嵌まった経験がないから、アイドルについて語れる要素が私にはない。ももクロについても、彼女たちの唄は個人的に聞いたり買ったりはしているけど、積極的に彼女たちのライブを観に行くこともないし、テレビやラジオなんかでなんとなく二次情報を得る方が多い。 アイドルとは。 うすぼんやりしたアイドル観しかない私が考えるアイドルとは、自分の実像とは違う「虚像」の物語に寄り添うことなのではないか、という事なのだろうと思う。実像と虚像の狭間で、全力で「虚像」の自分を「実像」として体現し、そしてその「虚像」に自身を重ね合わせることで生み出される「物語」に自らの青春を捧

    「幕が上がる」 - 虚馬ダイアリー
    s_atom11
    s_atom11 2015/03/06
    " 演劇の魅力にとりつかれるということの、「どうしようもなさ」を描いている映画でもある。それはまるで「呪い」にも似て、簡単にはふりほどけないものであると示してもいる。"
  • 「風立ちぬ」 - 虚馬ダイアリー

    原作・脚・監督:宮崎駿 以前。まだこの作品の製作が発表されていない頃。あるイベントで鈴木敏夫プロデューサーがぽろっと作についてコメントしたことがある。その時、鈴木敏夫はこう表現した。 今度の宮崎駿の新作は「自伝」の映画であると。 宮崎駿監督の新作は自伝!鈴木敏夫プロデューサーがイベントで明かす - シネマトゥデイ しかしふたを開けてみると、それは堀越二郎という飛行機設計者の人生を描く映画であった。 原作は「紅の豚」の元となる話も収録された「雑想ノート」を連載していたこともある「モデル・グラフィックス」での連載「風立ちぬ 妄想カムバック」という絵物語である。 宮崎駿との高畑勲との明確な違いがあるのは、堀越二郎の人生を書くことに対して「正確」を期さないことである。高畑勲が「堀越二郎」の生涯を描くならば、その人の人生をかなり綿密に取材し、正確な「堀越二郎」の評伝映画を作るに違いない。しかし、

    「風立ちぬ」 - 虚馬ダイアリー
  • ガリレオのいない世界で『容疑者X 天才数学者のアリバイ』 - 虚馬ダイアリー

    原題:容疑者X 監督:パク・ウジン 原作:東野圭吾 前から何回か書いているけれども、フジテレビのドラマ映画化の企画の中で、最も完成された企画は「容疑者Xの献身」だと思っている。東野圭吾の人気シリーズとなった、天才物理学者・湯川学を主人公にしたガリレオシリーズは、短編をまとめた「探偵ガリレオ」「予知夢」を連続ドラマで、そしてシリーズ初の長編「容疑者Xの献身」を映画で公開する流れは、まさに非常に真っ当で美しい流れだった。 で、それが好評だったことを受けて、5年ぶりの連続ドラマの第2シリーズが現在放映中で、新作映画「真夏の方程式」公開が6月に控える中、韓国映画版「容疑者Xの献身」である作が、六木でひっそりと公開されていたので、俺こと福山雅治が見てきましたよ、オマエラ!(福山のラジオ風) で、韓国映画版ですが。なんと、俺・福山が演じる(←いい加減にしろ)天才物理学者がいません! つまり。作は

    ガリレオのいない世界で『容疑者X 天才数学者のアリバイ』 - 虚馬ダイアリー
    s_atom11
    s_atom11 2013/04/24
    『容疑者X 天才数学者のアリバイ』か。覚えとこう。
  • 「テルマエ・ロマエ」 - 虚馬ダイアリー

    監督 武内英樹 脚 武藤将吾 原作 ヤマザキマリ いやー面白かったね。面白かった。 テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX) 作者: ヤマザキマリ出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2009/11/26メディア: コミック購入: 119人 クリック: 3,802回この商品を含むブログ (738件) を見る 原作漫画は、言わずと知れた大ヒット漫画であり、生粋のローマ人である風呂技師のルシウスが主人公であるにも関わらず、主演が阿部寛で、監督が「のだめカンタービレ」のドラマ版及び劇場版を演出した武内監督という事で、(注:じつはあたくし、感想書かなかったけど「のだめ」はドラマ版を見た上で劇場版完結編の2作もきっちり見てたりする)なんとなく、方向性は見えてきた。日人役者をあえてヨーロッパ人に見立てて、日語で外国語パートもやっつけようというアイデアである。 のだめカンタービレ D

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