ドラフト制の発祥はアメリカだが、そのアメリカでは実際に、 ドラフト制が独占禁止法に抵触するという判決が出ている。 現在は制限付きで許可されている状態のようだが、 このあたりの法解釈はややこしくてよく分からない。 逆にヨーロッパでは基本的にドラフト制が認められないので、 欧州サッカーなどは各チームがそれぞれに選手と契約するかたちをとっている。 では何故そうしてまでドラフト制を採用しているかというと、 それは「チームの戦力均衡」を目指しているからだ。 日本のプロ野球や、アメリカのMLB・NBA・NFL・NHLなどは、 リーグを構成するチームが決まっており、 最下位だからといって別のチームと入れ替わったりはしない。 そうした環境で目指されるのは「チームの戦力均衡」である。 メンツが変わらないなら同じくらいの強さで鎬を削っているのが最も面白いわけで、 資金力のあるチームが有望な新人を独占するような