イラク・アンバル州で車の上に立って武器を掲げるイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の前身組織「イラク・レバントのイスラム国」の戦闘員ら(2014年3月17日公開の動画より、資料写真)。(c)AFP/HO/AL-FURQAN MEDIA 【4月5日 AFP】シリアの国営シリア・アラブ通信(SANA)は4日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が包囲している同国東部の空軍基地で、シリア軍に対してマスタードガスによる攻撃を仕掛け、死者が出たと報じた。 攻撃を受けたのは、シリア東部デリゾール(Deir Ezzor)郊外の政府軍側が掌握している空軍基地。SANAは「マスタードガスが充填(じゅうてん)された複数のロケット弾で攻撃され、窒息する者もいた」としている。シリア軍兵士の正確な死者数は伝えていない。 ISは最近、シリアおよび隣国イラクでの一連の攻撃でマスタードガスを使用している疑いが持た