埼玉県パスポートセンター春日部支所は15日、越谷市在住の女児(6)のパスポートを誤って失効処理し、女児が出国できなかったと発表した。 発表によると、同支所は3月に女児の旅券申請を受理し、処理の途中で発給システムがエラーとなったことから旅券を再作成して交付した。 しかし外務省から6月、「当初作成しようとした旅券と再作成した旅券の両方が有効になっている」と指摘を受け、再作成した旅券を失効処理したという。 女児が15日、成田空港で出国手続きをした際、旅券が失効していることが分かった。同支所が旅券を有効にする処理を行い、女児は16日の便で出国するという。 同支所は「再発防止に向けて、事務処理のチェック態勢を徹底する」としている。