タイで絶大な支持を維持したプミンポン国王が、惜しまれつつこの世を去ったのは2016年のこと。 米誌「タイム」はプミポン国王の死亡記事で、「彼は世界で最も長く」国王に君臨し、「世界で最も敬愛された国王だった」と書いている。 2016年10月に死去した後、ただちに、ワチラロンコン皇太子が後継者に選ばれた。当時、英紙「インディペンデント」は、64歳のワチラロンコンを「世界で最も裕福な王室」を引き継ぐ「風変わりな皇太子」と形容し、「彼は多くの時間をドイツ南部にある自身の自宅で過ごしている」と報じていた。 12月に国王に即位したワチラロンコンに絡んで、タイ政府が最近、SNSを相手に強硬手段に出たとしてニュースを賑わしている。 米紙「ニューヨーク・タイムズ」によれば、問題となっているのは、ネット上にアップされたワチラロンコンのプライベートの姿をとらえたビデオで、「そこにはタイの新しい国王がクロップトッ