「今春、大学に進学する息子の引っ越しの見積もりを業者に頼んだら『4月上旬まで対応できない』と言われた」。福岡市の男性から特命取材班にSOSが寄せられた。調べてみると、深刻化する人手不足や働き方改革を背景に、今年の3月下旬~4月上旬は希望時期に転居できない「引っ越し難民」が大量に生まれる恐れがあることが分かった。物流業界では引っ越しを別の時期にずらす「分散引っ越し」を呼び掛けており、早めの対処が必要なようだ。 ⇒【画像】大手運送会社では外国人留学生がアルバイトスタッフとして働いていた 「3月24日~4月8日の2週間は予約で埋まっています」。取材班が福岡市の引っ越しセンターに問い合わせると、オペレーターが申し訳なさそうに言った。 国内大手も含め計8社にも電話をかけてみた。「早朝や深夜でも可」など時間帯を選ばなければ受け付け可能な業者もあったが、申し込みの“本番”はこれから。今後、企業などの人事