大学のクラスメイトにガチお金持ちのお嬢様がいた。日本人なら誰でも知ってる大きな会社の創業者の一族の子で、全然派手じゃ無いんだけどちょっとした持ち物の一つ一つとか子供の頃の話とかがちょっと庶民とは違う感じの。 クラスの女の子何人かと恋愛や結婚についての話になったときに、その子の恋愛・結婚観が庶民の私達と全く違ったので驚いた。 その子はいつも、パッとしない妻子持ちの男とか中途半端にガラが悪いギャンブル好きの男とかと恋をしては舞い上がってその話ばっかりしているような子だったんだけど、「結婚は親が決めた相手とするものだから恋愛とは別だよ」ってあっけらかんと言っていた。そのことに関して特に不満や葛藤は無いとも。小さな頃から、母親にそう言い聞かされて育ったのだそうだ。 私達庶民は若さも手伝って「好きな人と結婚するべきだよ!」なんて青臭い反論をしたりもしたけど、徹頭徹尾「世の中そういうものでしょ」ってい