なんだか難しい顔をしながら腕を組んで考える、そんな分野に捉えられがちな「建築」という世界。 この連載では、建築がもっと身近に感じられるよう「建築」ではなく「けんちく」のように、ひろくやさしく、やわらかく。そんな目線で建築の魅力をお伝えします。 けんちく目線からの施設の紹介を通して、「こんな素敵な建物があったのか!」という新たな出会いや、「もともと好きだった建物には、こんな見方があったのか!」という発見につながれば嬉しいです。 noteではウェブマガジン「箱庭」での連載の番外編として。気になる方は以下の連載も読んでみてください。 都会の喧騒を忘れられる、とっておきの美術館 東京都は渋谷区、オシャレなお店が立ち並ぶ南青山エリア。 休日も多くのひとで賑わう街の一角には、広大な庭園と歴史ある美術品を楽しむことができる美術館があります。 表参道を歩いたその先に、今回の舞台である「根津美術館」の入り口