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ブックマーク / eulabourlaw.cocolog-nifty.com (22)

  • 上野千鶴子氏は反省のしどころを間違えているのでは? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    上野千鶴子氏が、弟子筋の北田暁大氏による厳しい批判に対して率直に反省したと話題のようですが、 https://synodos.jp/politics/19136 (脱成長派は優し気な仮面を被ったトランピアンである――上野千鶴子氏の「移民論」と日特殊性論の左派的転用) https://wan.or.jp/article/show/8029 (北田暁大さんへの応答 ちづこのブログNo.125) 正直言って、上野さんはより倫理主義的な方向に、つまりあえて言えば無責任に反省しやすい方向にのみ反省してしまった感があります。 私の理解するところ、北田氏による批判は、近年の松尾匡さんやブレイディみかこさんとの鼎談などとも共通の観点から、外国人労働者問題を素材にしつつ、上野氏のいわゆる日リベラル特有の「一見やさしさを装った「脱成長」の仮面の下には、根拠なき大衆蔑視と、世界社会における日の退潮を直視

    上野千鶴子氏は反省のしどころを間違えているのでは? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • 勤勉にサービスしすぎるから生産性が低いのだよ!日本人は(毎年恒例) - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    毎年恒例ですが、日生産性部が世界の労働生産性国際比較というのを発表し、世間の生産性概念をこれっぽっちもわかってない連中があれこれとろくでもない戯言をまき散らすという季節がやってきたようで、これまたもう何年も前からブログでの毎年恒例の行事になっちゃってますが、飽きもせず同じ事を繰り返すことといたしませう。 http://activity.jpc-net.jp/detail/01.data/activity001495.html (労働生産性の国際比較2016年版) http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161219/k10010812081000.html (労働生産性 日は主要7か国の中で最下位) 従業員が一定の労働時間にどのくらいのモノやサービスを生み出すかを示す「労働生産性」の調査で、日は小売り業や飲業などで業務の効率化が進んでいないことなどか

    勤勉にサービスしすぎるから生産性が低いのだよ!日本人は(毎年恒例) - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    toratorarabiluna273momomtan
    toratorarabiluna273momomtan 2016/12/25
    「>サービスに「タダ」という意味を勝手に内包した日本人の価値観こそが諸悪の根源。たしかに「サービス残業」てのも不思議な言葉ですね。英語で「サービス」とは「労務」そのものですから素直に直訳すれば「労務残
  • それ、ジョブ型じゃねえし - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    なんだかこれが話題になっているようですが、 http://anond.hatelabo.jp/20160826202909 (即日解雇された) これにこういうコメントがあったので、いやそれはちょっと違うでしょ、と。 https://twitter.com/ohtsuka/status/769314437366886400 気の毒ではあるけれどメンバーシップ型雇用からジョブ型雇用に移っていく過程でよく見られる光景になるのだろうな。 そもそも、ジョブ型だから即日解雇が許されるなんてのがトンデモ系の誤解ですが、そこは別としても、件そもそも入り口からして全然ジョブ型じゃねえし。 面接では、あくまで私は未経験でその事が不安でしたが、社長が「それは了解している。ただ、君のポートフォリオを見る限り、見込みがあると思った」と言ってくれ嬉しく思い、頑張ろうと思いました。 入社して最初の週は社長の方からも、

    それ、ジョブ型じゃねえし - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    toratorarabiluna273momomtan
    toratorarabiluna273momomtan 2016/08/27
    「ホントのジョブ型ではこういう人は採用してもらえないのでこういう悲劇には起こりにくい代わりに若者未熟練労働者の失業がたまるわけです。」
  • あまりにもアカデミックすぎた菊池桃子さん - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    マスコミは、内田樹氏みたいな学生を呪うしかできないようなのを偉い「学者」扱いする一方で、菊池桃子さんみたいな雇用問題に見識を持つ人はいつまで経っても「タレント」扱いしたがるという抜きがたい偏見がありますね。 確かに出発点は「パンツの穴」だったかも知れないけれど、戸板女子短大客員教授でキャリア権推進ネットワーク理事の彼女をタレント枠に入れるのは、内田樹氏を学者枠に入れるのと同じくらい違和感があります。 まあ、それはともかく、産経新聞にこんな記事が: http://www.sankei.com/life/news/151029/lif1510290029-n1.html(菊池桃子氏が名前に「ダメ出し」 1億総活躍国民会議初会合 「ソーシャル・インクルージョンと言い換えては?」 記者団とのやり取り詳報) 「はい。1億総活躍のその定義につきましては、ちょっとなかなかご理解いただいていない部分がある

    あまりにもアカデミックすぎた菊池桃子さん - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    toratorarabiluna273momomtan
    toratorarabiluna273momomtan 2015/10/30
    「彼女の過ちはマスコミや政治家のレベルを高く見積もりすぎているという点であっておそらくこの「ダメだし」記事を書いた記者も含めてソーシャル・インクルージョンといってもあまり理解していないようです。もちろ
  • 地方分権という「正義」が湯浅誠氏を悩ませる - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    毎日新聞の「ガバナンス・国を動かす:第1部・政と官」という連載記事ですが、 http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100109ddm001010098000c.html 内閣府参与になった湯浅誠氏が取り組んだハローワークのワンストップサービスを妨害したのは何だったのか。マスコミの「正義」からすると、何はともあれ全部「官僚たちの妨害」という図式になるわけですが、実は・・・。 >派遣村の経験から湯浅氏がこだわったのは、ハローワークと自治体、社会福祉協議会に分かれた就労支援や生活保護の申請窓口を一化する「ワンストップ・サービス」の提供だ。これを年末年始に「全国の大都市圏、政令市、中核市で行う」と記した。厚生労働省の山井(やまのい)和則政務官も了承し、政治主導で支援策が実現すると考えていた。 ところが、10月20日に見せられた緊急雇用対策の原案に驚かされる

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  • 「利権にNO!」が「権利にNO!」を産む - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    水谷さんの「シジフォス」ですが、これはやはりちゃんと批判しておいた方がいいと思います。 http://53317837.at.webry.info/201212/article_15.html(古い利権依存システムにもう1回「NO!」を突きつけよう) そういう「利権にNO!」という発想こそが、この20年間にわたって「政治改革」という名の下に、結果的に「権利にNO!」という事態をもたらしてきたそもそもの元凶なのではないのでしょうか。そういう認識が、左派だとかリベラルだとかいわれる方面の方々にあまりにも欠落していることが、今日の救いようのない事態の最大の原因なのではないでしょうか。 誰にとっても、自分の権利は正当な犯すべからざる権利であり、他人の権利はなにやら不当な手段で手に入れた許し難い利権に見えるものでしょう。 人の権利を「利権」という名で糾弾する者が、自らの正しい(はずの)権利を「利権」

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    toratorarabiluna273momomtan
    toratorarabiluna273momomtan 2012/12/15
    『自分はヒーローの後ろからヒーローに声援を送っているつもりだった』『「いいぞ。やれやれ」とはやし立てていたらあるときヒーローがくるりと振り向いて自分をばっさり切りつけた』『ヒーローをはやし立てている人
  • そもそも尖閣はうちのモンだと言い出したのは台湾なんだが - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    台湾は親日的だと思いこんでる人がびっくりしてるみたいですが、いや中国が嫌いなだけで。 そもそも、1969年にエカフェが尖閣の海底に石油があるぞといったときに、最初に騒ぎ出したのは台湾の学生たちで、台湾大学から他の大学も含めて「保衛釣魚台」運動が広がっていったわけだし。 このあたり、丸山哲史の『台湾ナショナリズム』(講談社メチエ)に書いてありますが、人様のナショナリズムというのは、頭の単純な人が思うほど都合よく単純なものでもないということかと。

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  • マジで「希望は、戦争」という時代 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    「ラジオみなみ関東」さんが、こうつぶやいていますが、 http://twitter.com/radiomikan/status/247478022716923904 井上寿一「日中戦争下の日」を読んでると、戦争に協力しちゃった人って当時の労働者とか小作人とか女性だったりするんだよね…戦争協力を経て職場の待遇改善だったり、男女平等に近づけた側面が少なからずある。やるせない…(._.) http://twitter.com/radiomikan/status/247478492722233344 総力戦だから下の方も引き上げろ!という名目になるんだな…それを推し進めてしまったのが社会大衆党という左派政党。 http://twitter.com/radiomikan/status/247478856032849923 マジで「希望は、戦争」という時代が確かにあったことがそのを読むとよくわかり

    マジで「希望は、戦争」という時代 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    toratorarabiluna273momomtan
    toratorarabiluna273momomtan 2012/09/17
    『「生存競争の落伍者」ごときのいうことに耳を傾けることなんぞできるか!とまで罵られて反ファシズムのため連帯しませうと云えるほど日本の社会主義者たちは心広くはなかったわけです。』
  • 小熊英二『社会を変えるには』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    新書としては分厚い500頁越えの中に、日の社会運動の歴史から古代ギリシャ以来の政治思想の歴史からいろいろ詰め込んでいますが、どちらかというとよく言われていることをまとめたという感じのです。 わたくしからすると、「新しい」社会運動に肩入れしすぎて、逆にとりわけヨーロッパと比べて日で希薄になりすぎてしまっている「古典的」社会運動の位置づけがどうなのかなあ、というところもありますが(より正確にいえば、70年代に確立した日の「昭和」システムと日的「新しい」社会運動の共犯性という高原基彰さんの問題ですが)、これだけの議論を一望できるという意味では有用なでしょう。 おそらく一番力の入っている第6章が、不確定性原理や現象学から再帰性やフレクシキュリティを引っ張り出しているのは、やや飛ばしすぎの感もあります。もっとも、この章の労働社会政策に関するところは、あとがきによると仁平典宏さんにチェック

    小熊英二『社会を変えるには』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    toratorarabiluna273momomtan
    toratorarabiluna273momomtan 2012/08/19
    『「下請企業は自由に選ぶ」などと発言したらその会社の取引先も「自由」に振る舞うようになるに決まっています。「グローバル基準で厳選採用する」と発言したら相手もグローバル基準で厳選します。能力主義を社員に
  • 三度目のバックラッシュにしてはいけない@上西充子 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    日夕刻、雇用戦略会議の若者雇用ワーキンググループの最終回ということで、その資料もアップされていますが、 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/koyoutaiwa/wakamono/dai5/gijisidai.html 委員の上西充子さんが原案に対する批判的意見をいかに述べたかを詳細にツイートしておられますので、再録。ある意味で、政策決定プロセスをその当事者がリアルタイムで解説している実例です。 http://twitter.com/#!/mu0283 雇用戦略対話WG(若者雇用)第5回(最終回)、今日は若者雇用戦略(原案)の紹介、後藤和智氏の報告、原案の検討。私にとって一番の焦点は、若者雇用問題が「若者をどうにかしよう」問題としてだけ捉えられず、働かせ方の問題があることが適切に盛り込まれるか、だった。 そのことは第1回から指摘してきたことであり、第4回の私

    三度目のバックラッシュにしてはいけない@上西充子 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    toratorarabiluna273momomtan
    toratorarabiluna273momomtan 2012/05/29
    主導だとhttp://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-d8f1.html『“世の中の実態や厳しさ”を子どもたちに学ばせることも重要。ともろに「社会を変えずに若者だけ骨太にして何とかしよう」というメッセージがそのまま出ちゃ
  • 自営業者には残業代を払う必要はないはずなんですが - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    裁判を戦う権利は憲法で保障されているので、どういう主張をすることも自由ではあるのですが、 http://www.asahi.com/national/update/0908/TKY201009080380.html(すき家のゼンショー、残業代不払い認める 団交は応じず) >牛丼チェーン「すき家」を展開するゼンショー(東京)のアルバイト店員が残業代の支払いを求めていた裁判が、原告の主張を会社側が全面的に認め決着した。だが、会社は店員と「雇用契約がない」との主張を変えておらず、店員が加入する労働組合との団体交渉には応じていない。 >東京都労委は09年、同社に団体交渉に応じるよう命令。会社側は不服申し立てをしたが、中央労働委員会は今年7月棄却した。ところが、会社側は「使用従属関係を有さず、(中略)労働条件等処遇について決定しうる権限を有しない」と従来の姿勢のままだという。 飲店の時給制のアルバ

    自営業者には残業代を払う必要はないはずなんですが - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    toratorarabiluna273momomtan
    toratorarabiluna273momomtan 2012/05/18
    『飲食店の時給制のアルバイトが労働者じゃなくて自営業者であるという主張を日本の裁判所が受け入れるかどうかは別として「使用従属関係がない」のならそもそも「労働時間」がなく「時間外労働」がなく「残業代」も
  • 日本の伝統的子育てが息づいていた時代の若干の実例: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    さて、昨年10月31日付けでブログで紹介したネタですが、1950年代、三丁目の夕日がまだ明るかった頃の、日社会の実相を、当時の政府資料から改めて確認してみるのも、一興ではありますまいか、ということで、 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-97de.html(年少者の不当雇用慣行実態調査報告@婦人少年局) 旧労働省の婦人少年局というところは、むかしは非常に熱心に女性や子どもたちの労働実態の調査をやっていたのです。とりわけ、今ではほとんど忘れ去られているでしょうが、年少者の不当雇用慣行について、1950年代の半ばごろにその実態を暴いた報告書は、東北地方、九州地方、近畿地方、関東甲信越地方の4分冊として、刊行されています。 おそらく今では役所の中でも誰も知らないであろうこの報告書を、ちょっと紹介してみましょう。今ではみ

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  • 扶養の社会化か貯蓄の社会化か - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    厚生労働省の「社会保障の教育推進に関する検討会」に出された資料に、面白い表現を見つけました。 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000026q7i-att/2r98520000026qbu.pdf 社会保険が創設された時、家族内で子が老親を扶養するという“賦課方式”が社会化されたのであり、社会 保険の創設で、自分の老後のために積み立てる仕組みが壊されて、これが賦課方式に置き換えられたのでは ない。特に今は、“社会保険”の仕組みができるまでの過渡期であり、その部分だけを取り出して、栺差を 議論することは国民に誤解を与える。 積立方式で自分の老後を賄う方法が、変動が激しくその動きが不確実な市場社会の中で、あたかも簡単に成立するかのような主張がなされているが、積立方式のデメリットももっと議論されていいのではないか。実際に1990年代に積立方式の年金を

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  • 「国民の敵」ビジネス - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    湯浅誠氏をめぐってブログで述べていることを、裏側から述べたような記事です。「あごら」なので、そういう方向性がぎらついているようですが、素直に読めば解るとおり、まことにまっとうなことを言っているというべきでしょう。 http://agora-web.jp/archives/1444589.html ・・・こうした負担の分配をせざるを得ない状況では、政治家が国民の人気を得ようとすれば、ばら撒きに代わる方法が必要です。 それが、古典的な方法ではありますが、 「国民の敵」をでっちあげる方法なのです。  この方法は、かつてのいくつもの戦争の原因(国民の不満を海外に向けさせる)でもあり、ナチスのユダヤ人虐殺にも繋がったものです。 江田憲司氏は、最近の著書、「財務省のマインドコントロール」では、財務省を「国民の敵」に仕立て上げているわけです。 これは、多く出版されている、リフレ派の日銀批判、例えば田

    「国民の敵」ビジネス - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    toratorarabiluna273momomtan
    toratorarabiluna273momomtan 2012/04/02
    政治家等々のわかりやすい人気取りである『「国民の敵」ビジネスに惑わされることなく単なる見世物として冷静に観察することが肝要ではないでしょうか。』
  • まったくそうなんだが、実はそうなっていないというオチ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    もとネタにわざわざリンクを張る値打ちもないでしょうから、yellowbellさんのコメントだけ引用しますが、 http://h.hatena.ne.jp/yellowbell/225873031495901792 有給休暇がなんであるんだかわかんないし、休みは経営者から労働者への温情なのでありがたく思え、なんてことをいけしゃあしゃあと書いてみせて、かつ微塵も恥ずかしいと思わないある種の極北にいる経営者が居続けるかぎり、労働者を使用する際の法規制は無くならない。当たり前だ。理屈が通用しないのに自由を与えたら自制無くやりたい放題して回るから、あらかじめあれするなこれするなと禁止してやるしか打つ手がないからだ。 機械だって使い続ければ磨り減って壊れる。だから、定期的に点検をして、壊れる前にメンテナンスをする。 「なんでメンテナンスがいるんだよ、なんでメンテナンスする間俺が使用料払って機械を休ませ

    まったくそうなんだが、実はそうなっていないというオチ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    toratorarabiluna273momomtan
    toratorarabiluna273momomtan 2012/03/27
    『だから労基法は「使ったら、休ませる」「壊れるから使いすぎない」ことをどんな人が経営者でもひとまずは守れるように法文化してあるわけだ。もしもここまで噛み砕いてもなぜ有給休暇が存在するかわからない人がも
  • 湯浅誠氏がさらに深めた保守と中庸の感覚 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    かつて、2年半近く前にブログで「湯浅誠氏が示す保守と中庸の感覚」というエントリを書いたことがありますが、今回内閣府参与を辞めるに当たって公開したかなり長めの文章は、湯浅誠氏がその保守と中庸の感覚をさらに見事なまでに洗練させたことを物語っているようです。 さきほど、ひさしぶりに「哲学の味方」さんがコメントを書き込まれ、そこで紹介していただいたので、エントリを立てて改めて紹介したいと思います。 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-7d76.html#comment-88893122 この記事を拝見している同じ日に、以下の記事をも読みました。湯浅誠さんが、内閣府参与を辞任するに当たって書かれたもので、こちらのキーワードは「日型雇用」なんですよね。 http://yuasamakoto.blogspot.com/2012

    湯浅誠氏がさらに深めた保守と中庸の感覚 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    toratorarabiluna273momomtan
    toratorarabiluna273momomtan 2012/03/08
    『アメリカと同程度の社会保障支出しかない現状を改善しようということと北欧諸国のような大きな政府にしようということとの間には大きな開きがあります。前者はいわば「せめて小さな政府に」と言っているにすぎず「
  • 解雇するスキル・・・なんかなくてもスパスパ解雇してますけど - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    現実の世の中のことが当はよく分かっていないくせに分かっているような顔をしていろいろ語るたぐいの人々が後を絶ちませんが、現実の世の中のことを理解するには、現実に紛争として起こってきている物事を観察するのが一番です。 たとえば、労働問題で言えば、こういうのを読むとかね。 http://www.jil.go.jp/institute/reports/2010/0123.htm(労働政策研究報告書 No.123 個別労働関係紛争処理事案の内容分析) わたくしが執筆した雇用終了のところから片っ端から羅列すると、 ・10185(非女):有休や時間外手当がないので監督署に申告して普通解雇(使は業務対応の悪さを主張)(25 万円で解決) ・10220(正男):有休を申し出たら「うちには有休はない」その後普通解雇(使は「業務態度不良」)(不参加) ・20017(正男):残業代の支払いを求めたらパワハラ・い

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  • 年金生活者と非正規労働者の主観的違い(または主な勘違い) - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    dongfan99さんの例によってブリリアントな分析が見事ではあるのですが・・・。 http://d.hatena.ne.jp/dongfang99/20110915(泥臭い政治) >しかし、近年選挙の趨勢を左右している年金生活者や非正規雇用者は、良くも悪くも団体・組織の拘束から解放されている存在である。既存の政党は、彼らを安定支持層へと組織化する手がかりを、依然としてまったくつかめないでいる。・・・ >この年金生活者や非正規雇用者の支持を獲得するために、まず常識的に考えられる戦略は、年金制度の維持・充実と、健全な雇用の拡大を両立させるような政策論を提示することであっただろう。・・・ >ところが、この10数年の間、各政党とくに民主党が実際に採用した戦略は、全く別のものであった。一言で言うと、「利権政治」「既得権」「官僚支配」への批判を大々的に展開することで、年金生活者や非正規雇用者の政治

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  • 「嘱託」という言葉 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    『労基旬報』連載、今回は「「嘱託」という言葉」です。 http://homepage3.nifty.com/hamachan/roukijunpo110625.html >日の非正規労働者の呼称は、よく考えると奇妙なものばかりである。「パートタイマー」が必ずしも短時間労働者とは限らず、「フルタイム・パート」などという字義的には論理矛盾に満ちた存在が多く存在するのは、「パート」が実際には家計補助的な主婦労働者という意味になっているからであろうし、ドイツ語で「労働」という意味の「アルバイト」が、かつては学生の、その後は主婦以外の低賃金で柔軟な労働力を指す言葉になっているのも、外国人に説明しにくい。 「契約社員」も不思議な言葉で、法律上労働者はすべて雇用契約に基づいて働いているはずだが、わざわざこれだけ「契約」というのは、正社員は契約ではないと意識されているからであろうか。 就業構造基調査に

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  • 福祉における子どもと高齢者の非対称性 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    ニッセイ基礎研究所の遅澤修一氏が、「福祉における子どもと高齢者の非対称性--なぜ老人手当ては問題にされないのか-」という面白いエッセイを書いています。 http://www.nli-research.co.jp/report/researchers_eye/2010/eye100712.html >子ども手当てに関する批判が止まない。 >だが不可解なのは、子ども手当てに対してだけ、なぜこれほどまで風当たりが強いのかということである。たとえば、基礎年金の3分の1には税金が投入されている。少なくとも税金部分については、言わば「老人手当て」と呼んでもよいはずだが、これは所得や資産に関係なく支払われるバラマキである。子ども手当ての批判に照らして言えば、富裕層にまでばらまき、後の世代にツケを回し、消費性向が低い層に金を流すので景気対策にもならない政策が、何の批判もなく継続されているのである。また、年

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    toratorarabiluna273momomtan
    toratorarabiluna273momomtan 2010/07/13
    日本型システムにおいては、高齢者は豊かでも社会全体で面倒見るけれども、子どもは貧しくても親が面倒見ろよな、となるということではないでしょうか。少子高齢化するはずです。